- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575525984
作品紹介・あらすじ
避けがたい理由で人を殺してしまった喫茶店『珈琲屋』の主人・行介と、かつて行介の恋人だった冬子。ふたりの恋の行方を軸に、『珈琲屋』のある商店街に暮らす人々の苦しみや喜びを描いて人気を集めるシリーズの最新作。今作では訳ありの美人女将と、行介を「兄貴」と慕う刑務所帰りの若者が新たに登場し、シリーズ中もっとも濃厚な〝人間ドラマ〟が展開される。
感想・レビュー・書評
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小説推理2021年3,4月号それから、5,6月号年の差婚、7,8月号女同士、9,10月号二つの殺意、11,12月号商売敵の恋、2022年1,2月号心もよう、3,4月号これから、の7つの連作短編を2022年9月双葉文庫刊。シリーズ5作目。それから、年の差婚と進むとあれ、こんなにつまらない話だったけ?と思ったが、更に進み、心もようあたりになると、ドキドキする展開になって、ラストへ。今回の人々は人情喜劇のようでした。ちょっと今までと違うイメージです。こんなだったっけ?
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'23年5月30日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ、5作目。
今回は、とても面白かったです。楽しんで聴きました。新キャラの二人が、凄く魅力的で…二人共、思わず応援してました。
色々と苦しい、哀しい話ばかりでしたが、そこはちゃんと温かく終えるラストが、大好きです。
六作目も、リリースされてるのかな?もしされてるなら、audibleのアップを待たずに、紙の本で読んでみようかな:^) -
池永陽『珈琲屋の人々 心もよう』双葉文庫。
シリーズ第5弾。連作形式で綴られる物語。
とある理由で犯した殺人の罪で服役した過去を持つ喫茶店『珈琲屋』の主人である宗田行介と、かつて行介恋人だった冬子の恋の行方を軸に描かれる人間模様。
何故か行介の店には様々な問題を抱えた人たちばかりが集うようだ。今回は、かなり殺伐とした事件ばかりが描かれ、読んでいると人間不信に陥ってしまう。
確かに今の世の中には心の寄り所が少ないのだろう。だからと言って、過去に殺人事件を起こした行介を頼るのにも少々無理が出て来たようにも思う。
行介を兄貴と慕う刑務所で一緒だった山路順平、商店街に開店したおでん屋の女将・江島理央子の謎に包まれた心の闇を抱える二人が『珈琲屋』に通うようになると、大波瀾が起きる。
うおぉぉっ。順平はどうなったんだ。
本体価格750円
★★★★ -
あれまあ5作目なのかいて、出る度に嬉しくて弾んでしまうんだ。いつものカウンター席に冬子に島本に、ふと1人になると右手の掌を見つめる行介。誰に対しても同じ思いに接し方に、ブレないね。梶原に放った自分の物差しで物事を測るんじゃない大馬鹿者がとはっきり言う島本に好感度が急に上がってしまい、あー思いがあったんだ決しておちゃらけて生きてる人間じゃないって思いました。でも胸を刺された純平大丈夫だろうか。わざと刺されるって、どう言う事なの、あんなに行介に諌められたけど、前回の冬子もそうだよ無事で何よりだけど
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行介さんと冬子さんが随分想いを口にするようになりましたね。
最後、こんな終わり方って…。順平くんのことが気がかりです -
今回も相変わらず訳ありの客が行介のところにやって来る。冬子との関係はシリーズ終わるまで進展無さそうだな。
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クライマックスで大変。次作がどう展開するのか。待ち遠しい。
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んー(-_-)行介と冬子の仲は進展せずにそのままか(・ε・` )いや寧ろそのままの方が…(゜_゜;)今回は行介目当てのお客様の事で精一杯って感じだったしね(^^;)
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とにかく二人が焦ったすぎる