神様の定食屋(3) うつろう季節 (双葉文庫 な 42-04)

著者 :
  • 双葉社
3.93
  • (17)
  • (20)
  • (18)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 325
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575526356

作品紹介・あらすじ

高坂哲史が両親の遺した定食屋を継いで一年。すっかり定食屋をやりくりしていくのにも慣れた哲史だが、心の迷いをいつものごとく神様に相談していると、またも未練を抱えた魂を憑依をさせられてしまい――!?
肉じゃがになりたいカレー、おばさんののり弁、あの日の粕漬……。どの料理にも大切な人への想いと物語があふれている、感涙のハートフルストーリー第三巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白かった。今回も、軽いフュージョン(笑)に、重い思い。哲史がなんやうまいこと死者と生者をつないでまとめる。が、今回は佐賀の祖父が出てくるので、生者との対話もあって興味深い。そんなに泣きはしないが、いい話。とはいえ、逆順に亡くなった話というのは、ほんとうに悲しいので、やっぱり残された人の悲しみが癒される、というのは良い話だと感じる。
    肉じゃがか、カレーか
    のり弁
    ぶりしゃぶ
    焼き秋刀魚
    あの日の粕漬け

    のり弁食べたい!!!

  • 神様が酒好きで、哲史の相談になんだかんだ言いながらのってくれるところや、いろいろな人間模様がみれてとてもよかった。
    今回はてしおやを継いで1年になるタイミングでじいちゃんがでてきてハラハラさせられたけどみんないい人ばかりですね。
    予期せず亡くなった人が憑依と言う形でも想い人の所にきてくれるとうれしいですね。

  • すでに3作目。
    物語の中では1年が過ぎています。
    このパターンでいけば永遠に続きそう。笑
    気軽に読めてほっこりしたいときに最適ですね。

  • オーディブルで聴いたが、安定した語り口が聴きやすい。3冊目で展開はパターン化しつつあるが、憑依する魂はバラエティに富んでいた。

  • 第3巻は、哲史の休職期間が終わろうとする頃です。復職か?「てしをや」継続か? そこに佐賀から母方のじいちゃん上京で大波乱! 最終話は、神様の縒り合わせ魂抜きで、初めて生きてる人間どうし、自分の思いを伝えられました。

  • この本を読めたことがすごく嬉しい。面白かった。そして、3巻中で一番うるっときた。

  • 憑依する人達の心残りが自分のためのものではなく、残された人達へのものなので、心温まる内容になってます。悲しみに沈む人達が前を向ける一押しになっていて、良かったなぁと思う。

  • シリーズ3作目。
    どのお話も大切な人への愛が溢れた、優しい温かいお話。

    ぶりしゃぶの回がすごく印象的。のり弁の回もよかった。

    こういうお店、素敵だな。

    そして今回は、てしをや存続の危機が!

  • これは焼き秋刀魚

  • 軽く読めて、ほろりと泣ける作風は変わらず。今回は若くして亡くなった話が多くて、ちょっと辛い。まあ実話では無いからそこまで察しなくてもいいんだけどね。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2016年『無欲の聖女』を出版して以来、『神様の定食屋』『地獄の沙汰もメシ次第』(双葉社)、『シャバの「普通」は難しい』『貴腐人ローザは影から愛を守りたい』(KADOKAWA)など多数手がける人気作家。圧倒的な登場人物の魅力と、爽快感あふれる展開に、読者から熱烈な支持を受けてやまない。Twitterアカウント @satsuki_nkmr

「2022年 『白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 二』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村颯希の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×