日本推理作家協会賞受賞作全集 70 (双葉文庫 た 32-1)

著者 :
  • 双葉社
3.84
  • (6)
  • (4)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575658699

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 慣れるまでは読みづらい小説だろう。国際関係になじみが無い人は上巻で投げ出してしまうかも知れない。そういう私も断念しかかった。
    たくさんの機関や人物が登場し、横文字だけでなく、コードネームだったりするので、関係を把握するのが難しい。主に英国を舞台に、日本、アメリカ、中国の政治的利害関係が渦巻き、スケールの大きいスパイ小説である。国際政治に興味がある人には面白いはず。
    また、私はたまたまロンドン在住なので、出てくる場所や方向や距離感が手に取るように分かったが、知らない人にはぴんとこないのではないだろうか。
    下巻後半から物語が一気に展開する。「リヴィエラ」の正体は?
    シンクレアというピアニストが非常に神秘的に描かれている。

  • 日本推理作家協会賞(1993/46回)

  • 全2巻(上下)。

  • 本当読まずに死ななくてよかった…!

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。

「2014年 『日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高村薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×