- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575663280
作品紹介・あらすじ
神保小路に初夏の陽射しが降りそそぐ頃、佐々木磐音、おこん夫婦は尚武館道場で穏やかな日々を送っていた。そんな折り、西の丸に出仕する依田鐘四郎を通じ、家基より予て約定のものを手配いたせとの言伝がもたらされるが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第二十五弾。
感想・レビュー・書評
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2023年1月26日
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磐音の交際範囲にいる女性たちが深川に遊びに行く場面が良い。身分も年齢も超えたこの女性同士の繋がりが、男たちの人生を支えていきそう。
これに霧子や桜子まで加わるともっと面白くなりそう。 -
女性陣の楽しそうな深川散策、竹村家の長女の奉公話とほのぼのだったりうるっときたりとありましたが西の丸を狙う乱波の奸三郎丸の設定でがっくりとしました。
フィクションにしても無理があり過ぎる気がします。前巻でも磐音が道場で心で会話をしていましたが物語が一気に嘘っぽく感じられてしまい興醒めしてしまいました。
竹村家の長女早苗のしっかりした姿や家族を思う心、友を心配する柳次郎にうるっときたのに武蔵坊弁慶ばりの奸三郎丸出生の状況に唖然としました。
しかし白山の意外な?強さにはびっくりです。表紙でも一番目立っているかも。 -
江戸を舞台に、禄を離れた身でありながら将軍家のために心を砕く磐音の冒険譚、25作目にあたる。
祝言もあげてついに佐々木道場の若先生として生き始めた磐音を、下忍たちがつけ狙う。
闇の手は、秀でた才を持つ将軍家後継ぎの家基にも伸びており、磐音は家基を護るために奔走する。
いつも以上に奇想天外というか、エンターテイメントに徹した内容になった一冊だった。
宿敵、田沼の姿は名前ばかりでまだ影も見えないが、対決の日はいつ来るのやら。 -
2020.04.12読了
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武村家のお話にジーンとしました。
磐音ばかりか品川さんも出世?して、1人残された気分もわかるし、それを優しさと厳しさをもって気遣う2人もいい。磐音はもちろん、品川さんは本当にできた人間だ。
今回の敵については少し怪異的な感じで違和感あったな
2019.12.8
175
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乱波の親玉、おこんから飛び出した伝法な言葉遣いに、違和感しか感じなかった。
向田さん、戻ってくるかなー。 -
最終巻で
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町人モノから武家モノへ。そして少し怪奇へも。
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★2008年4月20日 29冊目読了『白桐の夢』佐伯泰英著 評価B