最後の剣-若さま同心徳川竜之助(13) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664874

感想・レビュー・書評

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  • 今の世の中は1か0か、黒か白か、善か悪か、ものごとをなんでも極端にしてしまうような気がする。
    1と0の間にも無限の数が、黒と白の間にも無数の色が、善と悪の間にも波のように揺れる心があることを知って、認めることが、度量の大きさとか、やさしさとかいうものなのかな。
    そんな気持ちになる最終巻。最後はホッとして笑顔になりました^^

  • 全13巻で若さま同心徳川竜之助が完となった。
    風と雷、二つの秘剣の戦いはすんだ。
    だが、竜之助を取り巻く時代のうねりは終わることなく。

    作者は20〜30巻ほど続くシリーズになるかもと、予想していたらしいが、主人公の人生は、書く人の計算通りに行くものではなく、ここが物語なのに生きるということかもしれない。

    最後まで竜之助は気持ちよく快活で精一杯の人生。

  • 2016.7.29

  • とうとう最終巻。
    明治になっちゃいましたが、新シリーズは、どこから始まるんだろうか?

  • ラストの章は愕然とします

    欠きたかったと作者が言うのだから仕方ないか!
    ラストを読んでしまったが、このシリーズあと10冊未読!
    楽しみ(?変です?)

  • 若さま同心シリーズの第13弾にして、とりあえずの完結巻です。
    とりあえずって言うのは、どうも新・若さま同心シリーズがあるみたいだから。

    尾張徳川家の罠にハマり正体がバレてしまった若さまは下級公務員を引退。
    最後の対決で勝利したけど、何のために戦うのか、自分は何のために生きているのかわからなくなってしまいます。
    最後の章は明治維新後に飛んでいて、幕府が瓦解したことから晴れて身分を偽らずに警視庁で公務員をしている元気な若さまが描かれていました。
    お寅さんと親子対面できたし、結果的にやよいちゃんと結婚できたし、めでたしめでたし。
    これで若さまがお佐紀ちゃんと結婚してたら、ドラクエⅤでビアンカちゃんじゃなくてフローラちゃんと結婚したような残念感が漂っていたでしょう。
    気持ちの良いエンディングでした。

  • これで最終巻だなんて・・・かなしいです。まだまだ活躍してほしかったです。どの人も味があってよかったのに。

  • 正体がバレる時はずいぶんあっけない…
    そこから時代も飛んでてちょっとアレっとなった
    今度は堂々とやりたい職につけてよかったですね

  • 第十三弾にして最終話
    尾張との雷鳴の剣との闘いを制した風鳴の剣、最後は幕末を一気に飛ばし明治へ
    警視庁の邏卒として働く主人公、そして奥さんはやよい(本名お熊)との間に子供までできている。母子の名乗りもすみ、
    相棒の文治は瓦版屋のお佐紀と
    何かあっけない終わり方

  • シリーズ最終巻。
    “明治編”もシリーズ化して欲しいです。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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