浪人奉行 一ノ巻 (双葉文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575668209

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    居酒屋「いろは屋」を営む浪人奉行、八雲兼四郎の活躍の物語です。

    江戸有数の大店で呉服木綿問屋の主、岩城枡屋久右衛門が、盗賊がはびこる江戸をなんとかしたいと、麹町八丁目にある栖岸(せいがん)院の住職、隆観(りゅうかん)に相談する。隆観は、剣の師匠である長尾道場の娘を自分の不注意から殺されたことで、いまではしがない居酒屋の亭主に納まっているが、かつては江戸で名の知られた剣客の八雲兼四郎を浪人奉行として、世にあぶれた悪徳浪人の成敗にあたらせることを提案する。

    甲州街道の永福寺村で、村人19人を殺した盗賊玄九郎一味を成敗するために赴く兼四郎を助けるため、久右衛門は、元岡っ引きの定次を兼四郎につける。兼四郎は、定次を伴って江戸を出て甲州街道の下高井戸宿の先の永福寺村で知りあった橘官兵衛と盗賊どもを成敗する。

    【読後】
    此度は、一作目のために八雲兼四郎の過去について物語っている。簡単な物語なのに、なかなか物語が進まないし、兼四郎と盗賊との駆け引きが少し間延びしているのが気にかかる。このために、すぐ次作を読もうと思う気がしない。
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    浪人奉行シリーズの1作目
    2017.03発行。字の大きさは…小。2022.10.19~21読了。★★★☆☆
    ブックオフで2022.10.12に110円で買う。
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  • 押し込み強盗に入られた大店の主人。
    店のものを7人も殺された。
    その苦しむ断末魔の表情が目に焼き付いて離れない。

    悪者が蔓延っていては、いつまでも安寧はない、と。
    お寺の和尚さんと相談し、いっぱい飯屋をする浪人に目をつける。

    『浪人奉行』の始まりだ。

  • 2017年3月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。悪を成敗する、ストレートなお話だが、楽しめました。浪人奉行というのは、浪人が奉行をやってるという意味なのか?。浪人を取り締まる奉行では無いわな。あまり意味のない乱暴なタイトルだと思います。

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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