左近 浪華の事件帳(4)-眠れる名刀 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575669794

作品紹介・あらすじ

NHKのテレビドラマや舞台になって、その凛とした姿が多くのファンを生んだ左近の、シリーズ史上最高の快刀乱麻! 大坂の町を千年の古より守ってきた一団〔在天別流〕。その姫が左近である。――ある村の庄屋で、楠木正成が身に帯びたという「小竜景光」が出てきた。物騒なので四天王寺に預けるというので、僧侶から護送を頼まれた凄腕の左近。しかし左近が到着すると、庄屋は孫娘とともに賊に殺され、刀も消えていた……。勧善懲悪! 極悪人をばっさりと左近が討ち果たす、痛快シリーズ第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • 眠れる名刀 ー 左近 浪華の事件帳シリーズの4作目
    2020.01発行。字の大きさは…小。

    左近の一族は、かって大阪に難波宮と呼ばれる宮城が置かれていた時代に、その一族は生まれた。
    帝の命を受け、異国渡りの知恵と武器を持って都を守る忍びの者。
    浪華の闇にひそみ、陰ながら町を守護する、守るべきは古より続く浪華の町と、町に暮らす民。

    此度は、左近は、四天王寺の僧侶・俊照から池之端村の庄屋喜左衛門が持っている「小竜景光」の名刀を預かって来てほしいと頼まれる。
    小竜景光は、楠木正成の佩刀でもあり、刀身に刻まれた龍の彫り物にちなんで名を持つ、伝説の名刀である。
    だが左近が池之端村に着いた時は、庄屋喜左衛門と孫娘が殺され小竜景光も何者かに奪われた後であった。
    同じく小竜景光を探していた、天満で質屋を営む地獄耳の迅八と知り合い。
    その帰り左近の刀欲しさに、刀狩りの猿一味が左近を襲ってくる所を迅八に助けられる。
    迅八は、惚れた女のために太刀鶴丸国永を探しているが、その太刀を升屋平右衛門が持っていることが分かる…。
    左近たちは、猿一味の本拠である伏見の山中には、11代将軍・家斉の八男時之介を頭とする一味が、阿片の臭いをたちこめる中で左近は時之介を切る…。

    左近18才は、藤色の小袖に紺の袴。腰には愛用の二代目和泉守兼定の太刀。美形で男と見紛う身形なり…。

  • 左近シリーズ4作目。過去3作に比べると緊迫感に乏しい気がする。

  • 117

  • シリーズものと知らずに表紙(タイトル)買い

    一日で読了
    読み味はライト
    テンポが良いし、読み易い
    バッドエンドにはならないなこれは、という謎の安心感
    刀剣乱舞に出てくる刀が何振りもあるし、背景を知ってるとより面白い

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著者プロフィール

作家

「2015年 『未来記の番人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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