おれは一万石(22) -藩主の座 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575671230

作品紹介・あらすじ

親友の山野辺に手を貸し、宮津屋押し込みの盗人兄弟の兄以蔵を捕らえたものの、弟の寅蔵を取り逃がした正紀たち。さらに、押し込みの際に正紀の手を借りたとの以蔵の嘘の自白により、正紀はしばらく下屋敷にて謹慎の身となってしまう。藩主交代を目前にして、窮地に追い込まれた正紀の行く末は──!? 大人気時代シリーズ、逆襲の第22弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2022年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ22作目。なかなかに悪巧みは強固で、蟄居閉門の中、京の支援もなく正紀は苦戦。先代藩主の正森の手助けが嬉しい。いつものように、チームワークの勝利です。いよいよ藩主正紀か。

  • 一万石の藩主を巡り、将軍、老中、御三家を巻き込んでの政争、暗躍。濡れ衣を晴らして就任を目指すが藩士からも裏切る者が出てくる。まさに窮地におちいるが、果たして…。落ち着くところには落ち着くが、読後、決着ラストのスッキリ感と裏切った者や敵方人間の不明確なモヤモヤ感が混在する。もう少し清涼感が欲しかった。

  • 前作の一応解決扁。さて、藩主になってしまうとなかなか動かせづらいと思うのだけれどどうなるのか?世子と違って登城や参勤交代もあるし。まあ、時代小説なので暴れん坊将軍的に隠密行動をさせればいいのか。

  • 濡れ衣が晴れて良かったわ。

  • 今回は次期藩主となる正紀を阻もうとする分家の悪き計画。
    こともあろうか、押し込み強盗の手先に正紀と大柄で相撲取りのような家臣、植村に酷似した男を周りにうろつかせ、まるで犯人であったかのような仕込みをしたのだった。
    無実を証明しなければならない。
    その上、高岡藩中にも、二台続く尾張藩由縁の藩主をよしとしない派閥が班を真っ二つにする策略。

    今回も80代ながら、颯爽とかっこいい先先代の藩主、正守の大活躍!気持ちいい!

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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