- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576020365
感想・レビュー・書評
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ロマサス(ロマンティック・サスペンス)の女王リンダ・ハワードの傑作のひとつ。
地味なヒロインが綺麗になっていく、夢のある話がコミカルかつスリリングに描かれます。
服装や雰囲気がオールドミスそのものという地味な図書館司書デイジー。
しかし、まだ34歳になったばかりなのだ。
誕生日の朝、突然このままではいや、結婚したい!と思い立ちます。
ゲイの(と思われている)美容コンサルタントに頼み、パーティーガールのイメージを目指して、変身します。
ところが夜遊びデビューの日、店は大混乱に。顔見知りの警察署長ラッソに助けられます。
田舎町の署長にしてはカッコよすぎる彼、マッチョで強引で、まだうぶで生真面目なデイジーには少々取っつきにくい。
変身した彼女の魅力に驚きつつ、純真なデイジーの天然な言動を面白がるラッソ。
反発しつつ急接近するデイジーでしたが、事件に巻きこまれてしまいます。
背景にある事件は深刻だが、目の前ではそこまで重くならずに解決、ってネタバレですが~この話はそこがメインじゃないので。
チャーミングなヒロインの王道ラブコメとして、わかりやすく、楽しめます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々の翻訳本です。
決して翻訳が変なわけじゃないのに、あぁ翻訳ものだなぁとしみじみ感じました。洋画の吹き替えとかもそうですが、いつも違和感が拭えなくてちょっともやもや。
とはいえ、アメリカの田舎町を舞台にしたユーモア溢れるミステリーはものすごくおもしろかったです!
ハラハラ、ドキドキ。
図書館司書の主人公もとってもチャーミングで。
無いものねだりなんでしょうが、こういうピュアな子に最近とくに憧れます。彼女がみるみる素敵に変身していく様子も見ものです。
ピュアな主人公がいる一方で、町長をはじめ随分腹黒い人も登場してそのギャップがまた面白くて。
悪いことやっていたらいつかはバレるんだからやめるべき!というのが信条なので、今回はハラハラしつつも読んでてすっきりです。
ハッピーエンドの物語は、楽しく気持ちよく読めますね。
それから、これは映像化してもすごくおもしろいはず。
異文化とスリルを味わえる、楽しい作品でした。 -
初めは話の流れがわからなくて戸惑ったけど読み進めていくうちに面白くなってきた。髪型を変えて、化粧を覚えて…綺麗になったなんて素材がよかったんだな。ジェニファーが立ち上がった時はよかったなと思ったけどラストでサイクスがジェニファーを訪ねるところがここにも物語が始まるんだなと感じる事ができてよかった。
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腹抱えて笑えるロマサス
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サイクスとジェニファーが幸せになればいいなって思う。ジェニファーには余計に思い入れが募る。サイクスが心を努めて彼女に彼女の失ってきた分の愛情を与えてくれたらって願う。それはさておき、ヒーロー&ヒロインには、なんともはや、心底、礼賛中。リンダ作品の私的好きカップルの中で上位に躍り出るカポゥだ。なんといってもヒロインの少々、というか的は外れていないんだけれど結構ズレた発想と発言には、もうなんというかヒーローがそれでこの上なく癒されてしまう理由も頷ける。すれてもないし本当に魅力的な女性だった。左右の目の色が違うっていうのも魅力的。でも何といってもヒロインの「そこまで馬鹿なら、馬鹿を撒き散らす前に死んじまえ」っていう意思がすこぶる好ましく。徹頭徹尾、好き要素満載なカップルだった。
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しょっぱなのメキシコからの移民の子の話が辛かったけど裏表紙に抱腹絶倒とあるのでめげずに読んでいくと、話のテンポも良くて面白かった。
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TVドラマとか映画になりそな恋愛の話。
なんも考えずに読めて、先は見えつつもハラハラしたり
こっ恥ずかしいシーンもあったりするものの、
定番の安心のストーリーで、あっちゅう間に読めちゃいます。
わりとお勧め。
しっかし、こんな美人が30年以上も埋もれてるとは思えん.....。 -
田舎の図書館司書ヒロイン x SWAT出身の警察署長ヒーロー
サスペンス仕立てで飽きずに読める。コミカルなシンデレラロマンス。訳が秀逸。 -
パッとしない女の人が、綺麗になっていく、シンデレラストーリーは基本的に好き笑。
これは、それだけじゃなくサスペンスもロマンスもコメディもあって愉快。
スーザン・エリザベス・フィリップスの「あなたがいたから」に似てるシチュエーション。