皆殺し (二見文庫 ブ 1-17 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576060378

感想・レビュー・書評

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  •  マッドスカダーシリーズ。
     友人ミックが謎の集団に襲われ、マッドも事件に巻き込まれていく。

     最近、生活が安定してきてるせいか、ハードボイルドしてなかったこのシリーズだが、今回はものすごくハード。
     物語の中盤すぎても、敵対する相手がわからない状態っていうのは、すごいはらはらした。
     でもって、やっぱり最後がいい。
     ブロックはそういう意味で、職人なんだと思う。仕上が上手い職人ww

     にしても、かなり流血シーンが多いので、そういうのが苦手な方は覚悟したほうがいいかもね。
     ま、スカダーシリーズ読んでる人は、以前に倒錯の3部作ってこれでもかっていうのがあったから、特にどうってことはないんだろうけどさww

  • マットスカダー題十四作。原題"EVERYBODY DIES"
    ミックが大活躍の本編。

    これまで登場していた人物であっても
    呆気なく死んで行くのはこのシリーズらしいと思う。
    かといってその死が軽いわけではなく、
    どちらかと言うと身近に死があることが感じさせる。

    巻を追うごとにミステリ色は薄くなっていってるのだが、
    その分今回は最後の攻防に息を呑んだ。

  • 長年(?)慣れ親しんできた人物がいなくなってしまうのは、非常に残念だ。
    とくに、凶弾に倒れたとあっては。

    ここのところ、おだやかというか荒っぽくない事件が2冊続いていたので、
    久しぶりにマット・スカダーが危険にさらされるひりひりとした話で面白かった。
    最終的にミックが戻ってきたラストも良かった。

    全くの余談だが、最初の方に書かれていた、
    「ヤンキースに入団した日本人投手」は伊良部だろうか?

  • 読むのに時間がかかったのは、体調不良のせい。本は素晴らしく良かったです。実は、主人公マットの次に好きな、キャラ、ミック・バルーがかなり話の割合を占めていて、ますます好きになりました。今回、ハードボイルドさも、スリル感もぐぐっとアップして、一気に読ませて頂きました。ありがとうございます。

  • マッド・スカダー・シリーズ。ミックの手伝いをしている二人が密造酒をおいている倉庫で殺された。調査依頼を受けたスカダーは調べてみても手がかりがないと思っていたところへ、この事件から手を引けと二人組みに襲われる。その通り手を引きたかったのだが、相手がそうはさせてくれなくて、レストランで再度の襲撃。<BR>
    皆殺しとタイトルがついているだけあって、30人もの人が殺されている。味方は、ミックとスカダーとアンディーの三人だけ。果たしてこの戦いに勝ち残れるか。2006.5.22読了

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著者プロフィール

ローレンス・ブロック Lawrence Block
1938年、ニューヨーク州生まれ。20代初めの頃から小説を発表し、100冊を超える書籍を出版している。
『過去からの弔鐘』より始まったマット・スカダー・シリーズでは、第9作『倒錯の舞踏』がMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞、
第11作『死者との誓い』がPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)最優秀長篇賞を受賞した(邦訳はいずれも二見文庫)。
1994年には、MWAグランド・マスター賞を授与され、名実ともにミステリ界の巨匠としていまも精力的に活動している。

「2020年 『石を放つとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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