三百年の恋の果て (二見シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576081847

感想・レビュー・書評

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  • 【原作】海野幸【イラスト】三池ろむこ
    【キャスト】秀誠 : 小西克幸 / 紺 : 神谷浩史 / 祥真 : 三木眞一郎 / 緋耀 : 平川大輔
    村人A、秀誠の親族A、祥真の一族A : 千葉優輝 / 村人B、祥真の一族B : 逢坂力 / 村人C、祥真の一族C : 酒巻光宏 / 秀誠の親族B、秀誠の親族C : 関山美沙紀
    【発売日】20090628 (2枚組 / Atis)

    小西×神谷、三木×平川。
    【ストーリー】白狐の像に封じ込められていた妖しの封印を解いてしまった彫物師の秀誠。紺と名乗るその妖しは、秀誠を三百年前に愛した男の生まれ変わりだと言い、いじらしいほどに一途な想いを寄せてくる。「しまった、――……可愛い」これまで男を抱きたいと思ったことのない秀誠だったが、紺のひたむきさに、知らず心を惹かれはじめる。しかし、紺から好意を寄せられるほどに、彼の過去の男に嫉妬を覚えるようになり――。
    [<a href="http://atis.cc/recreport/atis042/interview.html" target="_blank">声優インタビュー</a>][<a href="http://atis.cc/recreport/atis042/" target="_blank">収録レポート</a>]

  •  友人のいる神社を訪ねて、白狐の像に封じ込められていた妖しの封印を解いてしまった彫物師の秀誠。
     紺と名乗るその妖しは、秀誠を三百年前に自分を像に封じた男の生まれ変わりだと言い、一途なほどの思いを寄せてくる。
     紺のひたむきさに知らず知らずのうちに心惹かれていくけれども、惹かれれば惹かれるほど、三百年前の秀誠に嫉妬をする――

     という話でした。
     人×妖し のお話が2カップル分、入っています。
     妖しなので、「いつ力が暴走するかわからない」し、「ほとんどの人には見えない」という状況の中で、本当に妖しと一緒に生きるのか……という愛を試されている状況ですが、それでもまあ、好きならいいんじゃないかな……というファンタジーBL。ラブラブものです。
     後、ちょっと生まれ変わり要素も入っているのですが、生まれ変わっているはずの本人がそれを認めてなくて、過去に嫉妬するっていうのもなかなかに面白い要素かなと思います。

     妖しもの大丈夫な人にはオススメします。
     でも、根本的には人も妖しもあんまり変わらないんじゃないかな、と思います。

  • 白狐の妖と人間の男の300年前から続く恋の話。
    健気で可愛らしい白狐と彫刻家で真面目な堅物大男のファンタジー。2人は300年前愛し合っていたのに訳あって彫刻家の男が彫った狐の像に白狐は封印されてしまう。300後に再び出会うのだが…。

    めちゃくちゃ霊力が高い人間の神主(自分で生き物も作っちゃうから神主というより、もはや神(笑)のような男 )と彼に作られた鷹の式神で人型にもなるこの世のものとは思えない美貌の男の話。
    妖だからこの世の者じゃないんだけどね。
    切ないお話なんだけどもちろんhappyend。
    ちなみに神主と彫刻家は友達なんです。

  • こんなに憎いはずがないと言ってキレた一途な紺に萌え!w 主従関係も楽しめていろいろおいしい日本昔ばなしBL。

  • 疲れてるときにオススメです。
    何も深いこと考えずに、ゆる~くファンタジーを楽しみたい時に!
    妖しと人間の恋なのですが、白狐の妖しである受が異常に
    可愛いです……。一途で一生懸命、気がつけば攻も陥落してる
    というまさに魔性の受。

    可愛いだけではなくて、盛り上がりやどんでん返しもきちんと
    あり、せつなかったりきゅんきゅんしたりと、軽いタッチながら
    流れを裁つことなく最後まで楽しめました。
    もう一組、妖しと人間のCPも入ってて、こっちはしっとり大人な
    雰囲気で、1冊で2度楽しめます。
    あたりでした。

  • 神谷くん可愛い!
    第一声誰だとか思ってごめん(笑)。
    普通に喋りだしたらむちゃくちゃ可愛かった。
    小西も優しいトーンだったしな。
    みっくんがすごくみっくんで嬉しかった!
    なんか久々にみっくんだなぁって思って聞いた気がする。
    平川くんも優しい平川くんでみんながみんな好きな感じで幸せだったわ。
    話はちょっと泣きそうになった!
    神谷くんの方ね。
    なんで泣きそうになったか覚えてないけど泣きそうになったのは覚えてる(笑)。
    神谷くんの泣きにはつられることあるからなぁ、それかなぁ…。
    1日での話だから小西の変化が急展開すぎる気がしないでもないけど、1日っていう約束だから仕方ないんだよねって思って納得したい(笑)。
    みっくんと平川くんの方の話もすごくよかった!
    どっちかというと展開に納得できたのはこっちね(笑)。
    しかし2組あって2組ともいいって幸せ。
    トークの小西のテンションと神谷くんの時折見せるクールなところと、みっくんと平川くんの入り方が(笑)。
    一気に現実に引き戻されるところが結構好きだったりする。

  • 秀誠(彫師)×紺(妖)
    友人が神主を務める秘境の神社であまりに美しい狐の像を見つけた秀誠。突然の雷がそこに落ち、必死でその像を守ろうとした秀誠の前に現れた少年。
    友人の神主・祥真によれば大きな力を持っていて封印されていたんだろうという。さっそく紺を滅しようとする祥真を慌てて秀誠は止め、一日だけ紺といることに。紺は300年前から秀誠をずっと待っていたのだと必死に伝えてくるが、秀誠にはそんな記憶はないし、生まれ変わりも信じないと取り合わなかったがだんだん情が移ってきて・・・・。
    本編と一緒に暮らし始めてからの話が1本。
    祥真×緋耀
    秀誠と紺の関係を否定していた祥真ですが、こちらも妖とのカップルで。こちらの二人はお互いのことが分かりすぎててわからない。と言った感じですごいキュンとします。
    人一倍ズバ抜けた霊力を持ち、一族から畏怖のような遠巻きにされた環境にいた祥真。自分の力で緋耀を生み出し、ずっと一緒にいた。
    しかしある日見合いの話が来て、相手に会うと言った途端緋耀が暴走。祥真はそれで片目の視力を失ったが、それ以来緋耀以外は側に置かず、かといって緋耀を受け入れるだけでもなく過ごしてきた。
    しかし二人で酒を飲んでいるときに緊張感を孕んだ本心に関する会話は思わぬ方向へと走りだし・・・。
    いやはや、長年積もり積もった鬱憤のような気持ちの爆発がお互いの気持ちをグっとね!こう近づけてるわけですよ!!や、最初から近かったんだけどね。話が核心に向かっていく感じがすごい緊張感あってよかったです!!

  • 300年の時を超えた恋。
    彫物師の秀誠はある日、300年前に白狐の像に封印されていた妖しの紺の封印を解いてしまう。
    実はこの白狐、300年前の
    秀誠と恋仲だったが、訳あって秀誠の手で封印されてしまったのだ。
    必ず迎えに来るから、待っていてくれという秀誠の言葉を固く信じて待ち続ける紺。けれども秀誠は、紺を封印した数日後流行り病で死んでいた。
    最初の100年迎えに来てくれると信じて待ち続けた。
    次の100年迎えに来るなんて嘘だと気が付いた。
    最後の100年殺してやろうとずっと考えていた。
    でも、紺には殺せなかった。300年忘れられないくらい、秀誠が大好きだから。
    300年前の生まれ変わりだと絶対に認めたくない現代の秀誠ですが、
    紺をひと目見た時から、不思議と愛しさが込み上げてきて放っておけない。これからはずっと一緒にいることを誓います。
    とにかくこの妖しの紺の可愛さが半端ない。『抱っこしてください』とか言います。ものすごい破壊力です。
    わたしはこのくらいゆる~い設定のファンタジーは嫌いじゃないな。
    深く考えず楽しく読んだらいいと思う。けっこう甘々です。
    でも実は書き下ろしの脇役カプ:金髪碧眼トンデモ神主X式神のがもっと好き。相手の気持ちに気付いているのにのらりくらりとかわしているが実は深~く愛している攻と健気で一途でちょっとツンな受・・・。よかったよww

  • 脇で出てきた金髪碧眼神主が面白かった。

  • 和ファンタジー
    メインは狐受け
    書き下ろしで、脇CPの鷹受け

    悪くないけど、メインCPはあんまり萌えなかった
    ☆3弱かなぁ…
    設定は好きだったけど、可愛さも切なさもちょっと中途半端な気がする
    ただ、脇CPがすごく良かったので☆4で!
    脇CPは、能力持ちの神主が攻め
    受けは攻めが作り出した人化できる鷹の式神
    想いあってるのにすれ違っちゃう2人が萌えるし、受けが思いつめる性格なのも良かった

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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