- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576110202
感想・レビュー・書評
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鳥と人の間に生まれた異形の子供として、皇子から性奴へ身をやつした佳宵。
心も体も傷ついた少年を、北方民族の長・泰誠は救うことができるのか――。
広大な領土を誇り権力を恣にした翰帝国が衰退の兆しを見せ始めた頃――異形の少年が今夜も貴人の館で賓客に供されていた。少年の名は佳宵。かつては皇子だったが、鳥と不義をなした女の子供として地位を剥奪されて以来、銀髪に特殊な瞳孔、背に羽根が生えた人型の性奴という扱いを受けている。その佳宵が北方の異民族・匡祖氏へ下賜されることに。体のいい厄介払いに、父・帝をいまだ恋い慕う佳宵の心は深く傷つく。長の泰誠は精悍で心優しく、なにくれとなく佳宵を気遣うが、心を閉ざす佳宵は厚意を無にするような行動に出てしまい…。
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鳥と不義をなした女の子として親にである皇帝にさげすまれ、宮廷の慰みものとされている異形の王子。彼は自分を抱いた男に一時的に不死の力を与える能力を持っていた。その彼が辺境の騎馬民族の長に下賜される。王子がてっきり宮廷と同じように性の捌け口として扱われるのだと思っていたところ思いがけず普通の子供のように扱われ、だがその優しさをすぐには信じられず……。架空歴史ものっぽい世界観でありながら、幻獣や触手を持つ異形のバケモノ、精気を吸う植物などファンタジーらしい要素もいろいろ。
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期待通りのエロさでした。主人公さん、仕方ないとは言え、我が侭なやっちゃなー、とハラハラしました。