純情ポルノ (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 301
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576110936

感想・レビュー・書評

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  • 文章力も構成力も高く、
    ストーリー、キャラクターも良かった。

    キャラクター自体もいいし、ムダなキャラごちゃごちゃ出なくて必要な人数しか出演させないところもすっきりした読みやすさにつながっている。
    イラストも合っていて、表紙のレイアウトも好み。
    すばらしい文章のなかで特に目を引かれたのは、段落の頭と終りに印象的な一文を添えるのが上手いところ。タイトルのセンスも良い。
    また、回想シーンの入れ方も上手い。自然だ。
    総じて良かった。悪いところがない 笑

    こういう本・作品はいいな、と思えた。理想の一冊。

    BLラノベという前に、一作の小説として成立している。

  • ストーリーも幼馴染というシチュエーションもベッタベタの王道。作家さんが後書きで述べている通り、ラストの想像がついてしまう。で、想像通りのエンディングを迎えるとカタルシスを感じてしまうっていう。すごくわかる。そういうストーリー読みたい時って、絶対にある。疲れている時とか。これも、本当に期待を裏切らない、気持ちのよいハッピーエンドです。

  • 主人公の幼馴染×童貞ポルノ小説家

    25歳、キスも未経験。童貞でありながら、ポルノ小説を書いてくらしている主人公。恋心を抱きながらも伝えることのできない相手をモデルにして、ハードな小説を執筆しているが、離れていた故郷に帰省したところ「おかえり」と優しく迎えられて帰るつもりもない故郷に戻ってくるハメになる。
    しかし、職業は相手に知られるわけにはいかない…。

    …必死で隠していますが、お約束の「相手はとっくに知っている」というパターンです。
    タイトルがちょっと手にとるのを躊躇させますが、内容は特にドギツイものではありません。
    むしろ、主人公がヌケているというかテンポのズレた男性なので、キツくなりようがないというか。
    文章もするすると読めて楽しかったです。
    特に最後、主人公がよっぱらって「物事に対する考え方」を語るシーンがあるのですが、心に響いてきます。
    特に日々テキトーにすごしてきている自分としては、ぐっさりきました。いい意味でね。

  • 幼馴染もので、経験値ゼロのくせにそんな作品を書いてる青年が受け。

    弘文くんは性格的にもそういった職に就いてるのが意外な感じなんだけど、そこに至った過程を聞いたらすごく「らしいな」という…自分にできる事を全力でやるのは実は難しいことだし、「いい男」って柊一が言うのも納得です。

    柊一はそんな弘文の最大の理解者なんだけど、肝心なところで外しちゃったり。

    微笑ましくて可愛らしい作品だと思いました。「純情」成分が圧倒的!(笑)

  • 25才童貞のポルノ作家と幼なじみの男前の話。
    もっとイチャつけばいいのに!!

  • 王道中の王道BL。ノンケ×ノンケなのかな?分からない。
    十数年来の幼馴染の二人が恋を成就させるお話。二十歳を越えていい年した二人なんだけど初々しくてキュンとする。
    二宮悦巳さんのイラストも初々しい二人が可愛く描かれていて良かった。

  • ネタバレですが、最初から弘文がポルノ小説家だってばれててそれをいて欲しいがために知っている事を隠す処からきゅんと来ました。
    終始胸キュン要素があって、担当の人と柊ちゃんと三人鉢合わせになった後のとこも、もしかしたらまた何も言わずいなくなるかもって危惧したときの表現とか胸が締め付けられました。

  • 海野さんですので、まぁよいです。知ってて知らぬふりから、襲うところの展開がもうちょっとおもしろいといいな。

  • 二宮さんの挿絵に魅かれて購入
    さっくり読めそうだし期待せずに読んだんだけど、うっかり萌えました!!

    内気で真面目な受けが可愛くて可愛くて…!
    始終きゅんきゅんさせられっぱなしでした~
    王道バンザイですw

  • 題名が買うのを躊躇させました。あまりに生々しい。
    内容は幼なじみの柊一に弘文がずっと片思いをしていて、大学は故郷を離れて東京に出て二度と故郷へ戻らぬつもりが、うっかり帰郷した時に駅でうっかり柊一に出会い「お帰り」と言われただけでそのまま帰れなくなっしまったという。。。
    弘文は25歳で童貞でそしてポルノ作家なのです。
    本人はやっと発売になった自分の作品がポルノ小説のコーナーに売っていたのを見て驚愕した様ですけれど(笑)
    柊一は父親と小料理屋をやっている愛想は無いけれど男前です。
    弘文を心配して食事に来る様に誘います。
    帰り際、タッパーにお土産の煮物なんか入れて持たせたり☆
    肩肘張らずにさらさらと読めるお話でした。
    疲れている時などいいかもしれませんね♫〜

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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