- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576121284
感想・レビュー・書評
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第六弾
商家への脅迫の裏にある事件を解決、そして御家人と札差の悪を詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元藩主の殿様が長屋暮らしをしながらいさかいを解決する物語。武士武士すぎないところが好きなシリーズです。今回は爺の「遺恨」が最も萌えた(笑)。爺らぶ〜。他にも、いい爺がでてくる話が読みたくなってきました。
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L 剣客相談人6
前作からあまり期間をおかず発刊。5が遅れたのかな?
第一話 おとしまえ
剣客相談人への仕事らしい仕事。大店へもたらされた不審火と千両の脅迫。蓋を開けてみれば皆いい人。
第二話 夜の武士
文史郎の馴染み(辰巳芸者の米助)からの依頼。表題作だけに表紙もこの話の場面切り取りなんだけど、何故この場面?更に何故米助が半裸だったのかが謎。ただのサービスショット?話のきーにもなってないし。なんだかなぁ。
第三話 遺恨
左衛門がいきなり文四郎の元から出奔。果たし合いを求められて在所に戻ったと聞き、大門と玉吉を引き連れ文四郎は長兄が藩主の信濃松田藩へと急ぐ。ありがちな話。果たし合い相手が老体で病気持ち…というのも既に使ったんじゃなかったかしら?弥生の父とか。前作では左衛門は妻子を在所に残したまま文四郎の養子先へついて来た以降戻っていないという記述があったからこんなことがあるのでは?と思っていたけど、左衛門の在所話は大した盛り上がりもなく。初登場の文四郎の兄も次兄並みのいい人で拍子抜け。短編で信濃話を終わらせるとはなんて勿体無いことを!なんか次兄の大目付に道中手形を頼んだ時に代わりに隠密まがいの依頼があるかも…と匂わせて置いて結局なんもなし。…なんて勿体無いことを。
この作家さん、匂わせておいて何もなしが多すぎる気がする。なんでそんなこと書くのよって思う。無意識?それが手?ただ読みやすいってだけで終わってるのが残念。