おはなし ばんざい (ミセスこどもの本)

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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579400843

作品紹介・あらすじ

いたちにつかまったねずみはスープにされそうです。一計を案じたねずみは、スープに入れるとおいしくなる四つの話を考えます。

感想・レビュー・書評

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  • ねずみが、いたちに捕まり、スープにされてしまいそうです。ねずみは、お話を入れないとスープはおいしくならないと言って、4つのお話をします。
    それを聞いたいたちは、ねずみに言われた通りに外に飛び出していくが…。
    賢いねずみが、うまくいたちから逃げるという、おもしろいお話です。

  • 対象年齢は就学前のお子さん向けだとおもいます。

    いたちにつかまってスープにされそうなねずみの機転の良さが楽しい絵本です。
    ねずみのおはなしが4部にわかれていて、クルクルおはなしが進む展開で、最後までこどもを飽きさせることがないと思います。

  • 家にあったアーノルドさんの作品の一つ
    小さい頃の頭はもうアーノルドさんで出来てた

    小さな小話がいくつか入ってる作品
    どれもかわいくて色々考えさせられる!
    アーノルドさんの物語のリズムすきだなぁ

  • 娘(小2)にすすめられて読んだ。

    何なんだこれは。どうしてこんなどうでもいい話がここまで面白いのだろうか。

    イタチに捕まってスープにされそうなネズミが、スープを美味しくするためには4つの物語を入れないとダメだと言う。

    味のあるトボけた挿し絵も手伝って、ネズミが話すこの4つの話がやたらと面白いのだ。

    そして、言われるまま物語を探しに出かけるイタチだが、もちろんネズミはデタラメを言っているのだから、イタチは大変な目にしか遭わない。

    最後にネズミがとる行動の、オチというものに対する徹底的なまでの無責任さに驚愕するも、話としては見事、着地に大成功しているのである。

    ばんざーい!!!!!

    児童文学の人たちは、誰よりも「本」というものを理解し尽くしているのかもしれない。

  • イタチに捕まってスープにされそうになったネズミが、
    スープをおいしくするには“おはなし”を入れなきゃ!
    と言って4つのお話を始めます。
    ここから短いお話が4つ紹介されています。
    そのお話が終わったところで、前出のいたちとネズミのやり取りに戻ります。
    新しい形態の絵本だな〜と思いました。

  • ネズミがイタチにつかまった!イタチはネズミのスープを作ろうとする。そこでネズミはイタチにこう言った:「おいしいネズミのスープを作るにな、スープに4つの”お話”を入れるといい」と。そしてネズミはイタチにお話をする。

    短編集であるが最後にネズミがピンチを切り抜け全体をまとめてあるので、一冊読んだという満足感が得られる。
    それぞれの話も面白いが、この話のラストの展開が愉快だった。ネズミVSイタチのラスト。

  • 本の題名が「おはなしばんざい」の意味が最後の話で分かります。なるほど。

  • いたちに捕まったねずみ。鍋に入れられ料理されようというその時に、一緒にお話も4つ入れたら抜群においしくなるとイタチにアドバイス。そしてお話を4つ語ってあげる。このお話、何って構成が素晴らしい。4つのそれぞれのお話も楽しいし、基本になってるいたちとねずみのやりとりもおもしろいし。まさにおはなしばんざい。

  • 「おてがみ」のアーノルド・ローベルの話の中で
    一番好き。

    三つの短いお話を
    まとめるための一つのお話

    構成と話のつながり(特に、ラストへのもって行き方)が
    とても面白い。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
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著者プロフィール

アメリカ・ロサンゼルス生まれ。プラット・インスティテュートで学び、1961年、ハーパー&ブラザーズ社の編集者と知り合ったことがきっかけで『かえってきた さけ』の挿絵で、絵本作家としてデビュー。翌年には、文と絵の両方を手がけた『マスターさんとどうぶつえん』を発表する。1970年『ふたりはともだち』が誕生し、そのシリーズで絵本作家としての不動の地位を築き、54歳で亡くなるまで、100冊以上の作品を残した。

「2023年 『ダッドリーくんの12のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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