- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580814127
感想・レビュー・書評
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昔読んだ本だけれど
今回は孫の朗読でたのしく聞くことができた
この物語の特徴はとてもフェアーなことだ
アナトールの意思を最後まで尊重する
二人のチーズ工場の社長たちは
面会を断るアナトールに対して
手紙のみで情報を交換し信頼関係を結ぶ
少なくとも
棲み分けの距離感を侵さずに付き合えるだけの
意識の高さと自尊心を持っていることだ
同じような話に
鶴の恩返しや小人の靴屋などがあるけれど
中でも鶴の恩返しは真逆の結果を迎えてしまう
欲と興味本位に負けて約束を破り
仕事場を覗いてしまうことで
愚かにも信頼関係を壊してしまう
同じ倫理観を語るとしても
ネガティヴな語り口と
ポジティブに伝えるのとでは
その後に生き方にも違いが現れることだろう
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ねずみのアナトールがチーズ工場の試食検査員として働くようになるまでを描く。
誇り高いアナトール。それと知らないまま働く事を依頼するチーズ会社の社長さんも面白い。
おしゃれで素敵な絵本。 -
人間から「どろぼうネズミ」と言われないために、自ら仕事をつくり、働くアナトール。
たくましく、知恵のある立派なネズミです。
ネズミが試食したチーズ・・・衛生的にどうなんだろう?
という邪推は捨てましょう。 -
昔(小学校3年生くらい)教科書で読んだなぁ。
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子どもの頃国語の教科書に載っていたので、懐かしい気持ちで読めた。青かびのはえたブルーチーズはこの本で覚えた。
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1月使用。
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とても素直に読める楽しい作品。
ねずみのアナトールの、知恵と家族愛のお話しです。
本を読みなれている子なら、低学年でも大丈夫。