チョコレートタッチ (文研ブックランド)

  • 文研出版
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本棚登録 : 399
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580824881

作品紹介・あらすじ

ジョンは、お菓子が大好きな男の子。ごはんやおかずは残して、お菓子ばかりたべています。なかでも、チョコレートには目がありません。
ある日、ひろったコインで買ったチョコレートを食べたところ、不思議なことがおこりはじめました。
朝起きて、歯磨きをしたジョン。口に入れた歯磨き粉が、チョコレートになっていました。朝ごはんのジュースやベーコンエッグもすべてチョコレートの味になってしまいました。ジョンは大喜び。
学校についたジョンは、飲み水、給食のおかず、あげくのはてに口にくわえたトランペットまで、すべてチョコレートになってしまいました。
チョコレートにあきたジョンは、水が飲みたくてもチョコレートになってしまうので、どうしたらよいかわかりません。
パパとママは心配して、病院に連れて行きました。病名は「クレイニアム病」。つまりチョコレート病です。
途方に暮れたママは泣き出し、ジョンはママのほっぺたにキスをしました。するとママは全身がチョコレートに・・・・・・。
どうすれば、ママを元通りに戻せるのか
ジョンは必死に、チョコレートを買ってお店を探しました。

感想・レビュー・書評

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  • 2022年読書感想文コンクール夏の課題図書 中学年の1冊。
    https://www.dokusyokansoubun.jp/books.html

    ジョン・ミダス少年は、だいたいいい子だけど、お菓子に目がないことだけが最大の弱点でした。
    体にいいお野菜なんて食べません。
    ランチを全部お菓子に変えちゃいます。
    お友達の家に行くよりお菓子屋さんにいくことを大事にしちゃいます。

    ある日ジョンは不思議なコインを拾い、新しく出来たお菓子屋さんでチョコレートを買います。
    わくわくしながらチョコレートを食べた翌日から、ジョンの周りで不思議なことが起こります。
    そう、ジョンが食べるものはすべてチョコレートの味がして、触れるものはすべてチョコレートに変わってしまう”チョコレートタッチ”になってしまったのでした。

    ==
    主人公のジョン・ミダスという名前で分かる通り、ギリシア神話のミダス王を元に、子供に偏食や欲の深さをいけないよって分かってもらうお話。
    出版は70年ほど前ですが、今日まで読まれているのだそうだ。

  • #チョコレートタッチ
    #パトリックスキーンキャトリング
    #文研出版
    #課題図書
    #児童書
    #読了

    今年の課題図書。今ならまだ図書館で予約殺到してないのではと早めに借りる。チョコレートばかり食べる男の子が、口にするもの全部をチョコレートに変える力を手に入れるお話。展開が楽しみな物語でした。

  • この本は大変おもしろかった。
    食べた物が全部チョコレートになってしまうのは、たしかに最初はいいがだんだんきつくなってしまう。わたしはチョコレートがそれほど好きというわけではない。ただ、もしも食べた物が全部醤油つきのねぎトロだったらいけるかもしれない。あと、
    最後の売約済みで終わるのは、正直さみしかった。もっと続けてほしかった。

  • 汚いな

  • ひろったコインで買ったチョコレートを食べたら
    口にふれたものをなんでもチョコレートに変えてしまう不思議な力を手に入れた
    きらいなものもすべて大好きなチョコレートに変わって大喜び
    でも次第に困ったことになっていき、、

    ギリシア神話 ミダスタッチ
    (ジョンの名字もミダス)

  • 2022中学年課題図書。ギリシア神話「ミダスタチッチ」をモチーフに、口にするもの全てがチョコレートになってしまう男の子の話。モチーフの話を知ってるとこの話と比べたり、ミダス王が王様に耳はロバの耳の王でもあったり、感想文楽勝?!って思う、海外の作品ではダントツに読みやすい本。

  • 2022年読書感想文課題図書中学年
    ギリシア神話のミダスタッチというお話を知っていますか?ミダス王はさわったもの全てを金にする力をもちますが、食べものやあいする家族までもが金になってしまいます。
    このお話は1952年にアメリカで作られたお話です。だけれども、ありがちなてん開のなかに、だれもがのぞむようなよくばりな願いがおりまぜてあり、さい後まであきさせません。食べるもの全てがチョコレートあじになったジョンはどうなるのでしょうか?

  • 『感想』
    〇これは恐ろしい話だ。自分の好き嫌いが大切なものまで奪ってしまうんだ。

    〇小さな子どもが読んだら、好きなお菓子ばかり食べるのはやめようと本気で思うかも。

    〇チョコレートばかり食べていることが、他人を思いやる気持ちを持っていないと繋げられるのはちょっと行きすぎな気がする。誰だって好きなものはあり、だからってそれを注意する人を大切に思っていないわけじゃない。

  • お菓子が大好きなジョンは、いつも両親に注意されています。でも、好きなものはがまんできません。
    ある日、道で変わったコインを拾ったジョンは、あるお菓子屋さんでそのコインを使ってチョコレートを買いました。

    家に帰ってチョコレートを食べてから、ジョンが口にするもの全てがチョコレート味になってしまいました。
    最初は喜んでいたジョンでしたが…。

  • ホラーというわけではないけど、また同じことがどこかで起こるのでは…というドキッとした読後感があるのが良い。チョコレート大好きな子に読んでほしい。

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著者プロフィール

作者。1925 年にイギリスのロンドンで生まれる。その後アメリカ合衆国へ移住。ジャーナリストとして新聞や雑誌の仕事をしながら、1952 年に米国で出版された本書で作家デビューをはたす。大人むけの小説から児童書まで、多数の本を執筆。本書で1983 年ユタビーハイブブック賞、1989 年マサチューセッツ子どもの本賞を受賞した。

「2021年 『チョコレートタッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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