裁判官と歴史家

  • 平凡社
2.67
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582473223

作品紹介・あらすじ

かつて、1960年代の末から70年代の初めにかけて、都市占拠型のゲリラ闘争を各地で果敢に展開し、組織的にも急成長を見たイタリアの新左翼ないし議会外左翼の一派に「継続闘争」というグループがある。1969年の11月、トリーノで結成。それから足かけ20年後の1988年7月のことである。その闘争を経験したレオナルド・マリーノという人物が憲兵隊駐屯所に出頭してきて、16年前の1972年5月17日にミラーノで起きた警視殺害事件は「継続闘争」グループの全国執行部による決定にもとづいて実行されたものであったと告白する。本書は,このマリーノの告白に端を発する「継続闘争」グループの元活動家たちに対する現在もなお上級審が進行中の裁判についての考察である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『読書の軌跡』阿部謹也より

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

(Carlo Ginzburg)
歴史家。1939年、イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。ボローニャ大学・近世史講座教授、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校教授を経て、ピサ高等師範学校教授。

「2022年 『恥のきずな 新しい文献学のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

カルロ・ギンズブルグの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×