- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582760811
作品紹介・あらすじ
天空の色を身にまとい、現世と彼岸を往き来する青い鳥とはいったい何なのか。星座と色彩、人参果、女人国伝説、『シナ図説誌』など、中国史の周辺を彩る数々の魅惑的な事物を自在にめぐるエッセイ。
感想・レビュー・書評
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中国に関するエッセイ集。神話や伝説などの話が多くて、それらに興味があるので面白かったです。そして話が中国だけにとどまらず、アラビア、インド、ヨーロッパ、アメリカ大陸と広がっていくのもいい。世界は広くて楽しいな。
読んでると博物誌に興味が出てきます。あと「エロ迷走台風」なんてもの面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国の人肉文化
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興味のあるところだけ拾い読み。星座と想像力、海獣天国、諸蕃志校注、悪の文学ーリラダンとロートレアモン、伏せ字の効用、北大女子はばかり史余話、などを再読。
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中国文学の中野美代子が様々な雑誌や新聞などに書いた短めのエッセイをまとめたもの。
いわゆる寄せ集め的なものではあるが、著者の他の著作に繋がっていくものもあり、興味深い。 -
サブタイトルのシノロジー雑草譜が示すように、正面ではなく、チョッと横から眺めて見る感じがとっても素晴らしいです。
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山海経やその他の古典には、荒唐無稽と思われる部分があるが、そこを丁寧に拾って、よくよく考察すると背景には、事実が潜んでいる可能性があることを改めて考えさせてくれます。
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中国史にまつわるエッセイ。面白かったです。