- Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582766899
作品紹介・あらすじ
古本にはどうしてこんなに綺譚があるのだろう?本を買う人と古本屋の駆け引きはもとより、夜逃げの男女、蚯蚓屋敷の話、本の処分の悲喜劇、これこそ稀覯本かもしれないという勘違い、そして、古本を心の糧とする心温まる話。
感想・レビュー・書評
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最高に楽しかった。
好きな作家が1人増えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほとんどが1980~90年代の古本に関する話題。エッセイなのだが著者が小説家でもあるだけに創作も入っているのかな?芦原将軍あたりはちょっと出来過ぎの感も。紙の本(と言わなければならないのが現今の状況)がまだ力を持っていたころの本と読者(そしてもちろん古本屋)に関する懐かしい話。
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面白い!エッセイなんですが、続きが気になる様な描き方がまるで小説。
葦原将軍探索記が特に面白かったです。当分嵌りそうです。 -
久しぶりの再読。新ネタも大増補されている。今、流行りのビブリオも影響を受けているでしょう。著者の古本への距離の取り方が抜群。変にベタベタしてないのがいい、
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どうやら私も僻書読みらしい。
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ほとんどはショートエッセイですが、葦原将軍の探索記はなかなか楽しめます。はたして、どこまでが事実でどこからがフィクションなのか。
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古本にまつわるからというわけではないが、つくづく事実は小説よりも奇なりであると感じさせられる。