健康問答 本当のところはどうなのか？　本音で語る現代の「養生訓」。

著者 : 五木寛之 帯津良一

• 平凡社 (2007年4月5日発売)

感想・レビュー・書評

[hito-kotoさんの感想 · 2020年10月17日]

　健康法は「これ一つ」ではダメと仰る五木寛之さん（1932年、福岡生まれ、心のときめきこそ養生の要諦と説く帯津良一さん（1936年、埼玉生まれ）、敬愛するお二人の健康問答です。2007.4発行。食養生、健康常識、現代療法、ガン療法、人気療法、生き方死に方、いのちと養生の７つのテーマでの問答です。最終的に、信頼できるのは自分の直感（直観）、それを磨くことが大切なようです！
　敬愛するお二人、五木寛之、帯津良一両氏の健康に関する対談です。2007.4発行、再読。①水はのどが渇いたら飲む　②塩分は必要。ある程度意識的にとる　③酒は毎日飲んでいい。ただし、飲み過ぎない　④ウォーキングは体に良い。歩きながら、調身・調息・調心すれば更に良い　⑤熱は無理して下げない　⑥予防注射をするかしないかは、年齢とその人の体力による　⑦高血圧は無理に薬で下げるより、血流をよくすることが大切　⑧コレステロールが高くてもすぐに降圧剤に頼らず、まずライフスタイルを整える　⑨呼吸法の基本は、吐く息を長くする
　五木寛之＆帯津良一「健康問答」、2007.4発行、再読。世の中には「これ一つで十分」という言い方があるが、健康法は「これ一つ」ではダメ。養生法は気休め、骨休め、箸休め（食べ過ぎない）の三つ。定期的な健診より、自分の体の変化に気づく体内センサーを身につけること。最終的に信頼できるのは自分の直感（直観）、それを磨くのが大事。

[lib-yuki_eventさんの感想 · 2012年8月30日]

資料番号：010975068
請求番号：498.3/ｲ

[minamidirectさんの感想 · 2011年2月10日]

書籍番号
M110202-038-9784582833584

[H.Satoさんの感想 · 2010年2月23日]

生きる健康法

[7955さんの感想 · 2009年10月5日]

よく聞く世上の養生論の真偽について、医師と実践者との対談。
参考になる。

[miyu1996さんの感想 · 2009年6月12日]

巷にあふれている健康法を総チェック。
何事も自分の勘を信じて程々にと言うけれど、元気な時はそれでいいけど、ガン患者になったらそんな事言ってられないと思う。
ホメオパシーは人間の霊魂に働きかける療法で、ぴったり合えば効果があると言うけど、本当かなぁ？

[何苦礎魂さんの感想 · 2007年12月27日]

作家の五木寛之とホリスティック医学で有名な帯津良一が、健康法や食事法など５０のテーマについて対談していく。
ほとんど最終的に結論も無いまま、なあなあで終わるのが残念。

（目次抜粋）
・水はたくさん飲まなければいけないのか
・牛乳を飲むのは、いいことか悪いことか
・酒を毎日飲むのは、ほんとうにいけないか
・緑茶はガンを予防するか
・抗菌・防菌対策は、ほんとうに病気を予防するか
・メタボリック症候群は、ほんとうに危険か
・ウツ病の早期発見は、はたして有効か
・コレステロールや活性酸素に、正常値はあるか
・代替療法は、ほんとうにガンに効くのか
・ホメオパシーは、究極の治療法か
・人間の寿命は、何歳がちょうどいいか
・「命の場」のエネルギーが低下するとどうなるか
......等々

[tomo3191さんの感想 · 2007年10月26日]

健康ブームとか言われて雑誌もテレビも健康に良い物を紹介する事が多くなりました。でも何か偏った情報のような気がします。帯津医師という西洋医学、東洋医学、ホメオパシー等多方面から患者を診る先生と五木寛之という個性的な作家の対談です。健康って何と改めて考えるのに良い一冊です。

著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」