ジェロームロビンスが死んだ ミュージカルと赤狩り

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 29
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582834000

作品紹介・あらすじ

「ウエスト・サイド物語」の巨匠は臆病な"密告者"だったのか?『滑稽な巨人』(第22回新田次郎文学賞)の著者がさぐるアメリカ・ミュージカルの輝く光と深い影。

感想・レビュー・書評

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  • 2018.1.13市立図書館

  • 1940年代のニューヨークのマイノリティ(主にユダヤ人)とショー・ビジネスと共産党との結びつきを俯瞰的に描いた本。

    前から聞いてはいたが、赤狩りの時の対応において、ジーン・ケリーがまことに格好いい。赤狩りにひっかかった人に対してそれまでと同じようにつきあい、場合によっては援助する。表立って特に反対運動をするより困難かもしれない。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。評論家・元編集者。早稲田大学文学部を卒業後、演劇と出版の両分野で活動。劇団「黒テント」演出、晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長などを歴任する。植草甚一やリチャード・ブローティガンらの著作の刊行、雑誌『ワンダーランド』やミニコミ『水牛』『水牛通信』への参加、本とコンピュータ文化の関係性の模索など、編集者として多くの功績を残す。2003年『滑稽な巨人 坪内逍遙の夢』で新田次郎文学賞、09年『ジェローム・ロビンスが死んだ』で芸術選奨文部科学大臣賞、20年『最後の読書』で読売文学賞を受賞。他の著書に、『したくないことはしない 植草甚一の青春』『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』、『百歳までの読書術』、『読書と日本人』など。

「2022年 『編集の提案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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