祇園、うっとこの話:「みの家」女将、ひとり語り

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582837841

感想・レビュー・書評

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  • 「京まんだら」読了後に読んだので、物語とリンクしてる箇所を見つける楽しさも。千万子さんほどの人間でも痴呆になるという、当たり前といえば当たり前の老後にも悲しさを感じ。

  • 花街の実情が詳しく書かれていた。
    主に昭和時代のエピソードが多いかと思うが、花街のしきたり、そこに生きる人の価値観、人間の欲望、あさましさ…。華やかな世界の裏側、というかこれが現実か。
    筆者は病気や借金、介護などを抱えながら花街で信念と誇りをもって生き抜いてこられたのだろう。
    ただ私は、この世界に入ったらほぼ確実に病む。広い空間でなるべく広い視野を持って生きていきたい。

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著者プロフィール

谷口桂子

作家・俳人。1961年、三重県四日市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。2000年3月『エイク』で小説デビュー。以降、小説やノンフィクションなどの本を出版。著書に『食と酒 吉村昭の流儀』のほか、『一寸先は光』『越し人 芥川龍之介最後の恋人』『崖っぷちパラダイス』『祇園、うっとこの話「みの家」女将、ひとり語り』『夫婦の階段』(インタビュー集)など多数。

「2022年 『吉村昭の人生作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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