- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582851748
作品紹介・あらすじ
「食事は命の基であると同時に、生活の基でもある。かつて三度の食事は家庭教育の場でもあった。」今、食事が変わり、家事のかたちが変わる中で、人間までが変わってしまったように思える。かつて私たちが食べていた「和食」には、さまざまな知恵と工夫があり、人をつくる「力」があった。「昭和のくらし博物館」館長である著者が、研究者として、生活者として語る「食」。
感想・レビュー・書評
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食文化は大切だと思う。
最近、高級ステーキハウスなんかは、徐々に目覚めて、ナイフフォークとともに箸も用意し、ご飯は茶碗に盛るようになってきた。
ご飯はお茶碗で箸が一番おいしく、便利に頂ける。日本の(アジアのかな?)世界に誇るべき文化だ。
本書では、平安時代には貴族の食卓では匙も箸も一緒に出た。匙はもっぱら飯用、今の韓国でもおかずは箸、飯は匙らしい。あらためて偏見無く考えてみると、そうかなと思えてくる。 -
[ 内容 ]
「食事は命の基であると同時に、生活の基でもある。かつて三度の食事は家庭教育の場でもあった。」
今、食事が変わり、家事のかたちが変わる中で、人間までが変わってしまったように思える。
かつて私たちが食べていた「和食」には、さまざまな知恵と工夫があり、人をつくる「力」があった。
「昭和のくらし博物館」館長である著者が、研究者として、生活者として語る「食」。
[ 目次 ]
1 和食の力家事の知恵(失われる和食のシステム 出汁 ほか)
2 食の風景(蕎麦打ちは紳士の教養? 食事の作法 ほか)
3 歴史の中の食(魚好きの日本人 箸と匙 ほか)
4 台所と道具(台所、近代的で快適に システムキッチン ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
食は大事!日本の食文化が崩れてしまった今、ぜひ一読して欲しい一冊。