- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582852851
作品紹介・あらすじ
一九五二年にアメリカで公開された『羅生門』は衝撃をもって迎えられたが、その評価の内実は意外と知られていない。黒沢明から溝口健二、小津安二郎、大島渚、伊丹十三、宮崎駿まで、戦後の日本映画がアメリカで「いかに受容されたか」を豊富な資料を基に分析する。映画を通して浮かびあがる、異色の「戦後日米文化交流史」。
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:778/Ki69//K
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[ 内容 ]
一九五二年にアメリカで公開された『羅生門』は衝撃をもって迎えられたが、その評価の内実は意外と知られていない。
黒沢明から溝口健二、小津安二郎、大島渚、伊丹十三、宮崎駿まで、戦後の日本映画がアメリカで「いかに受容されたか」を豊富な資料を基に分析する。
映画を通して浮かびあがる、異色の「戦後日米文化交流史」。
[ 目次 ]
第1章 「日本映画」の登場(事件としての『羅生門』 安定していく日本映画の「居場所」)
第2章 黒沢、溝口と作家主義批評(偉大なる「日本映画」 映画研究の誕生と日本映画
近代化論のなかの日本、そして日本映画)
第3章 西洋を揺るがす日本(大島渚という騒乱 小津安二郎はいかに愛されたか)
第4章 似たもの同士?異国の神秘?(伊丹十三のスノビズム 羨望と不安のまなざし 日本アニメの嵐)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
09034
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思った以上に固い。と言うか、なんか「こういう評価をされてた」というのを並べただけで、面白みがない。でも、興味のある内容だったので途中で投げ出すってことはなかった。それにしても、ここで紹介されている映画の半分も僕は見ていない。いかんなあ。と思う今日この頃。
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冒頭で『ラストサムライ』が引き合いに出されていたので面白そうだと思い手に取った。やや難解だったのと、映画評論の抜粋が多く、思っていたものと違ったので乱読してしまった。それでも日本映画がアメリカでどう観られてきたのかを、多少なりとも把握することはできたように思う。