馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。

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  • ベストセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584139752

作品紹介・あらすじ

「女性も男性も雇用がなくなる」アフターコロナの時代。
97%の人間が在庫(=無用者階級)になる!?

加速するデジタル化時代を生き抜く思考と知恵を女性(男性)読者に指南。
学校では教えてくれない未来予測と対策!
「無用者階級になってたまるか!」

あのベストセラー『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』の続編。

●コロナ危機による外出自粛のために雇用が収縮した分野は、女性を多く雇用していた。それも非正規雇用が多かった。だから、失職した非正規女性はデジタルスキルを身につけることが、今現在と近未来における稼ぐ道であるし、シンギュラリティ後の世界に適応できる道だ。・・・あなたが若ければ若いほど、「無用者階級」でいたくないのならば、その準備はしておいたほうがいい。・・・デジタル化をコロナ危機によって起きた災難とか、人類を脅かす現象だと決めつけず、積極的に関わっていかないと、未来は怖いだけのものになる。
(第13章「デジタル化の必要性を真に日本人が認識していないのが問題だ」より)

●これから自殺者も増える。失業者はもっと増える。労働者は、ほとんどみな非正規雇用の派遣になる。「終身雇用制度」というのは、歴史の一時期の慣習でしかない。そういう時代の変化、産業構造の変化がいっぱいまとめて起きるのが近未来だ。
どうか、この大変化の時代を生き抜いてください。その闘争の中にこそ、あなたの人生の尊厳がある。自分を「無用者階級」しないための、あなたなりの闘争を粘り強く続けるのならば、あなたは無用者階級ではない。
(第15章「無用者階級になってたまるか!」より)

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと陰謀論ぽくなるのがそれはそれで。ハラリってこういう風に読むのか。同じもの読んでも結構ちがうのがよかった。

  • うーん、前著の方が面白かったかな。もっかい前著を読んでみよう。

  • 97%の人間が在庫!?「無用者階級」になってたまるか!世界はあなたを必要としなくてもあなた自身が世界に居座れ!学校では教えてくれない未来予測と対策!(e-honより)

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11489763

  • 途中まで面白い グレートリセット!

  • 将来に起きる全てのことは、過去の自分が蒔いた種より芽でたるもの。
    特に個人がすべきこととしての10段階を提示されており、その一つ一つが投げやりでもなく上から目線でもなくスーッと入ってくる。

    一作目よりはやや魅力にも目新しさにも欠けるものの
    藤森ワールドなんだろうなぁ。そっかーと共感してしまう。

  • タイトルが衝撃的。どんなふざけた内容かと思ったが、読み始めるととまらない。いい意味で期待を裏切られた。前著まだ読んでいないのでぜひ読みたいと思う。

    今ない仕事を想像する
    ICTスキルを学ぶこと
    リベラルアーツを身につける
    信頼できる人を気長に見極め確保する
    …は今すぐに実践していきたい。

    いっぱい与えて、裏切られてもどうということはない。裏切るより裏切られるほうがましだ。借りがあるより貸しがある方が気楽だ。
    恐怖を乗り越える方法は、恐怖を直視すること。 

  • 恥ずかしながら、世界経済フォーラム、第四次産業革命、ムーンショット目標などを知らなかった。
    コロナ禍を乗り越え、2030年や2050年にはどのような世界になっているのか?想像しながら読めた。そのなかでバカブス貧乏の無産階級の私はどのように生きていけばいいのか、示唆してくださっているので、考えるきっかけになった。

    とりあえず自立とリベラルアーツを学び続ける、世界や経済の知見を広めて、AIスキルを身につけていくことに努めたい。

  • 前著の「運の貯金」から、考えに全く同意できないんですが、今作の前書きでは「全人口の97%は馬鹿ブス貧乏です」と馬鹿ブス貧乏の基準がやっと定義されました。要は全女性が対象ってことで、タイトルで釣ってる感が増しましたが、たぶんいいんでしょう。内容はほぼコロナで、コロナが広まってからの日本の動向、有識者の未来の予想、未来に向けてやるべきこと等、素直におもしろかったです。自殺者への一言は、どうなんって感じですが、前著から著者は死を軽く考えすぎな気がします。コロナについて分かりやすく知りたいのであればおすすめです。
    --
    馬鹿ブス貧乏のサバイバル術がメインのようなタイトルですが、2/3くらいはコロナの発生原因や各国の目論見とかなので、正直、タイトルからも離れちゃってると思いました。タイトルにコロナと付けて、コロナ本として売った方がよかったのではないでしょうか。なんか、馬鹿ブス貧乏の範囲を広げたり、タイトルが内容とあってなかったりと、ちょっと残念なんですよね。前著からタイトルの付け方は秀逸だと思います。

  • とりあえずエイリアンとかのあたりは何かのたとえとして私は処理して、前作に引き続きタイトル通りの賢察に満ち他者へのエールにあふれた1冊で巧みな語り口にページをめくる手が止まらない。でも前よりはハードかも。心を少しガードしながら読む。面白くて優しさもあって好きなんだけどそうね、そう思うんだ、そういうこと、ありだよね、(私はそう思わない、と云いたいが私は気弱なので口に出して否定しない)ということの多いリアルな友達の話を聞いている気分。いやここまで物知りの友達はなかなか身近にいないけど。
     紹介してあるAIの参考書は早速DLしたし、また永遠の魂についてのあたりはなんか唐突と思ったけどとても感動したので、ずっと覚えたまま死のうと思うくらいだ。
     

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著者プロフィール

藤森かよこ(ふじもり かよこ)
1953年、愛知県生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学。元桃山学院大学教授。元祖リバータリアニズム(超個人主義的自由主義)の提唱者で、かつアメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランドの大ベストセラー『水源』、『利己主義という気概』を翻訳。著書に『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ、2019.12)、『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ、2020.12)、『優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ』(大和出版、2021.4)、『馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる危機の時代の「愛と性」』(KKベストセラーズ、近刊)がある。

「2023年 『ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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