討議倫理 (叢書・ウニベルシタス 832)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588008320

作品紹介・あらすじ

討議とは何か,討議倫理とは何か。了解と意志形式のプロセスとしての実践的討議の論理および倫理を哲学的に考察して,実践理性・正義・公共性などの原理を論ずる。

感想・レビュー・書評

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  • 【2011年_7冊目】

    倫理学特論の教科書で、学部の授業に割にはやりがいがあった。いや、ありすぎました。難しかった~。一時放置気味だったけど、ちょっと悩んでいたことがあった時にハーバーマスが助けてくれたので、それ以来は頑張って読みました。正しいの?という問いの中には、真なるものなのか、というものと、正当なものなのか、という2つの意味合いがあること、真なるものは人それぞれだけど正当なものはコミュニケーション的行為の中で共通のものとして存在しうる、という部分が好き。

  • 道徳意識の発達や道徳哲学についてレビューした『道徳意識とコミュニケーション行為』の後、さらに討議原理を精緻化しようとする。その極度に抽象的な原理を『事実性と妥当性』で法や政治とどう折り合わせるかハーバーマスは論じる。ハーバーマスの討議理論の過程を見る上で必読。

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