- Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588008566
作品紹介・あらすじ
戦前戦後の映画の流れを縦断しつつ「イメージと記号の分類」を試み,時間や運動をめぐる哲学の新たな概念を創造する。ドゥルーズの思考が多様に注入された結晶。
感想・レビュー・書評
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2-3 映画論
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[ 内容 ]
明治以降、戦死者は神として祀られた。
個々人の死を慰霊・追悼・顕彰の対象とするシステム、あるいは柳田国男『先祖の話』に集約される知はどう形成されたのか。
メディアによる報道や、郷土の栄光としての公葬から探る。
また郷土の藩主や戦国大名の顕彰が、ナショナリズムへと再編成される様相を検証。
祭祀行為がはらむ多様な政治的力学を考える。
[ 目次 ]
近代における慰霊・追悼・顕彰研究の視角と方法
第1部 死者へのまなざしと慰霊・追悼・顕彰の編成(戦死者と新聞報道―昭和期の『新潟新聞』にみる慰霊・追悼・顕彰の言説枠組み;郷土という次元での戦死者;祖先祭祀と家の歴史の編成)
第2部 人物の顕彰と郷土史像の編成(旧藩主・旧藩時代と郷土意識;戦国武将の顕彰と祭札の誕生―名勝の発見とメディア・イベント;古代へのまなざしと郷土史の方法)
家と祖先をめぐる知の成立と展開
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
新潮2009年1月号書評より
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20世紀最大の映画理論書