ガリレオの振り子: 時間のリズムから物質の生成へ (叢書・ウニベルシタス 945)
- 法政大学出版局 (2010年10月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588009457
作品紹介・あらすじ
あの左右に揺れるおもりの周期運動は、現代の科学と数学の発展に著しい影響を及ぼした。この影響の範囲は、時間とともに変化する自然現象をどのように理解するかということだけにとどまらず、ついには物質界の存在そのもの、つまり粒子や光や音に対する科学の見方にまで及んだ。本書は、「ガリレオの振り子」を頼りに、科学が時間をどうにか飼いならしていく歴史を概観する。【古代史・科学史】
感想・レビュー・書評
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単振り子による調和振動、建築構造、特に外乱に対する建物の応答を考えるとき、この方程式が根底にある。
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序章でさまざまな生物の体内時計の話があり、前半は、見た暦と時計の歴史、後半は物理学の歴史という感じ。
古代文明で一年が何日か? から始まって水晶時計に至り、そこから章が変わると、こんどは高校物理で聞いたことある名前のオンパレード。ガリレオ、フーリエ、ホイヘンス、マクスウェルと来て、アインシュタインときて、量子力学なんかの最先端の物理学が紹介される。
ただ著者がきっと物理学のすごく頭がいい人だからなんだろうけど、後半になってくるとサラッと難しい物理数学の話がまじる。笑
だいたいは高校レベルではあるんだけど…まあでも、そこらへん読み飛ばしながらでも「なんかよくわかんないけど、すっげー! かっけー!」とは感じれます。
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