海女 (ものと人間の文化史 73)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588207310

作品紹介・あらすじ

その漁の実際と社会組織,風習,信仰,民具などを克明に描くとともに海女の起源・分布・交流を探り,わが国漁撈文化の古層としての海女の生活と文化をあとづける。

感想・レビュー・書評

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  • 海女さんが海へ「出勤」するかどうかは、その日の朝の有線放送で知らされるんですね!(今年初めて知りました!)潜水して漁をする職業に、女性が圧倒的に多く従事する日本の形態は、世界的にも特異だそうです。そのお仕事や生活は...?使っている道具や習慣は...?ドラマを見て気になった人は、こんないい本がありますのでぜひ読んでみてください。『魏志倭人伝』に登場する「倭の水人」の話から、現代の海女さんの日常まで、一冊でいろいろなことが分かります。この『ものと人間の文化史』は160巻以上のシリーズが出版され、現在も続々刊行中。他の巻も、「さつまいも」「反射炉」「ものさし」「狐 : 陰陽五行と稲荷信仰」「化粧」といったタイトルがあって、面白いですよ!

    事務局 T.S


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=40019

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著者プロフィール

1936年神奈川県横須賀市生まれ、法政大学社会学部卒業、専攻は海村民俗学、民具学、文化史学、横須賀市自然・人文博物館館長、千葉経済大学教授、日本民具学会会長、文化庁文化審議会専門委員を歴任した。文学博士。2008年旭日小綬章受章。著書:『海女』『網』『人魚』『イルカ』『鮪』『磯』(ものと人間の文化史・法政大学出版局)、『日本蜑人(あま)伝統の研究』(法政大学出版局・第29回柳田國男賞受賞)、『伊豆相模の民具』『近世日本蜑人伝統の研究』『海浜生活の歴史と民俗』『マグロの文化誌』『民具学の歴史と方法』(慶友杜)、『潮騒の島──神島民俗誌』(光書房)、『母系の島々』(太平洋学会)、『城ヶ島漁村の教育社会学的研究』(平凡社・第2回下中教育奨励賞受賞)、『現代博物館論』(暁印書館・昭和61年度日本博物館協会東海地区業績賞受賞)、ほか。

「2015年 『島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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