鮪(まぐろ) (ものと人間の文化史)

著者 :
  • 法政大学出版局
2.67
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588215810

作品紹介・あらすじ

下魚から高級魚へ、立身出世をとげたマグロの履歴書。図絵や図譜に描かれたマグロ、古典文献に記されたマグロを紹介し、漁法・漁具から運搬と流通・消費までを歴史的にたどる。また、聞書きを軸に漁民たちの暮らしと民俗・信仰を探り、一時期は水揚高日本一を誇った三浦三崎の興亡を語るとともに、生態系保護の観点から漁獲量が規制される時代にあって、マグロをめぐる食文化の未来を展望する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これ、マグロの本やねん。わしみたいな関西の人間からしたら、関東の人間があないマグロをありがたがるのはよーわからんねん。鯛や河豚のほうがうまいやろ。あんま興味なかってんけど、この本読んでちょっとマグロ見直したわ。あいつやりよるわ。縄文時代から食われてたみたいやけど、江戸時代までは雑魚扱いやってんなあ。油しぼりとられて捨てられるなんて雑魚どころかカスやわ。んでも三重では神社にまつられてるみたいやし、いろいろ難儀な魚やな。
    最近ニュースで知ったけど、世界中でマグロ食われてるらしいなあ。そんであんまとれなくなって高なってるんやろ?養殖もなかなかめんどくさいみたいやし、食えるうちに食うときたいな。まあでもわしはマグロ食えんくなったら河豚食うけどな。

  • 【新刊情報】鮪 664.6/タ http://tinyurl.com/89q4t4u 古文献に描かれ記されたマグロを紹介し、漁法・漁具から運搬と流通、漁民たちの暮らしと民俗・信仰までをさぐる。また、生態系保護の観点から、マグロをめぐる食文化の未来について考察する。 #安城

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1936年神奈川県横須賀市生まれ、法政大学社会学部卒業、専攻は海村民俗学、民具学、文化史学、横須賀市自然・人文博物館館長、千葉経済大学教授、日本民具学会会長、文化庁文化審議会専門委員を歴任した。文学博士。2008年旭日小綬章受章。著書:『海女』『網』『人魚』『イルカ』『鮪』『磯』(ものと人間の文化史・法政大学出版局)、『日本蜑人(あま)伝統の研究』(法政大学出版局・第29回柳田國男賞受賞)、『伊豆相模の民具』『近世日本蜑人伝統の研究』『海浜生活の歴史と民俗』『マグロの文化誌』『民具学の歴史と方法』(慶友杜)、『潮騒の島──神島民俗誌』(光書房)、『母系の島々』(太平洋学会)、『城ヶ島漁村の教育社会学的研究』(平凡社・第2回下中教育奨励賞受賞)、『現代博物館論』(暁印書館・昭和61年度日本博物館協会東海地区業績賞受賞)、ほか。

「2015年 『島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田辺悟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×