車輪の下 (アイドル・ブックス 27)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 16
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591000267

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の時に、頭の中はてなだらけで読んだことがあったのだけど

    すっごく面白いじゃないか!!
    純文学は馴染みのない表現の日本語訳で
    読むのにとっても骨が折れるものですが

    そんなこと感じさせず
    ページを繰る手が止まらなかった。

    幼少年の大人との関係の難しさとか
    自分てなんなのどうすればいいの?
    周りの人とどう人間関係を作ればいいの?
    自分はどうなりたいの?
    いらないんじゃないか?
    みたいな
    青春が、こんなに時を経ても鮮やかで

    ドイツの自然の美しさや
    職人さんの労働観や
    果実の実る秋や
    日曜日の素晴らしさやら

    なにもかも
    悲しいほどにきらきらかがやいていて
    それを心からgenießen 出来るくらいには
    としを重ねられてよかったなと
    ありがたく思った。

    あぁほんとに良い本だったなぁ。

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著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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