えすがたあねさま (おはなし名作絵本 25)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591005521

感想・レビュー・書評

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  • あねさまにみとれすぎてニートになりかけてたあにさまだったり、無能すぎる殿様が地域のトップというおそろしさにおびえたり…
    昔話ならではの結末に、納得納得!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    タイトルには覚えがあったものの、パッと話の筋が思い出せなかったので、小3娘に読み聞かせつつ思い出そう!ということで図書館から借りました。
    最初は「どんな話?」となっていた娘も、どこかで見聞きしていた昔話だったようで、途中で「思い出した!」と叫んでいました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    絵本によって多少の物語運びにちがいはあると思いますが、こちらの主人公・あにさまも、美人のあねさまに見とれすぎて現代でいうニートになりかけました。
    あぶないところでした。

    また、無能な殿様のわがままにより、あねさんが連れ去られてしまったところも、こんな殿様が地域のトップに居座れる理不尽さを感じました。
    かたや、あねさんがいなくなったあとのあにさま…落胆はわかるとしても、2~3年もの間、なにもせず泣き暮らしていただなんて…どうやって生きてたんやろか…とか、その間、あねさんはどんな気持ちやったんやろか、などなど、オトナ目線で考えて心の中でツッコミながら読み聞かせしていました。 
    今の世の中なら、世襲制ではなく選挙で選べるのに!!なんて、衆院選が近いせいでしょうか、そんなことまで思ってしまいました。
    オトナになるってこういうことなんでしょうかね(苦笑)

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    文章量は多めですが、読み聞かせでは年長くらいからお話理解できると思います。
    「○○しておった」「あねさま」「あにさま」「あねこ」などなど、昔話特有のことば語りも味わい深く、昔の世界を堪能できました。

  • 方言交じりの文章が良い雰囲気を出しています。
    あにさまがあねさまを好きすぎて、仕事が手につかない姿は七夕の牽牛を思い起こさせましたが、あねさまは織姫と違いしっかり者でした。
    あねさまの絵姿を見るあにさまと殿様のポーズには思わず笑ってしまいます。
    最後は日本昔話らしいハッピーエンドです。

  • 「おらがやんまのくりこくりこ」

    中国からの伝承物語。封建社会を生き抜いた民衆たちの温かくユーモア溢れる物語です。(14分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #えすがたあねさま #大川悦生 #梅田俊作 #ポプラ社

  • 昔懐かしい、丁寧にえがかれたお話。

  • お殿様に連れていかれてしまったのだから、なかなか打開策を思いつかなかったのか。
    お殿様を追い出した門番は、出来が悪かったのか、あるいはお殿様を快く思っていなかったのか。
    ・・・お殿様がすりかわっても、そのままになってしまうのだから、人望がない人だったんだね。

  • きれいなあねさまにメロメロのあにさん...こころがほっこりします。

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