魔女の友だちになりませんか? (風の丘のルルー 1)

著者 :
  • ポプラ社
3.89
  • (13)
  • (16)
  • (18)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 140
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591058985

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 児童書なので迷っていましたが、このお話を昔に読んでいた女の子たちのお話もあるというので読むことにしました。

  • 2019.6.3読了 図書館


    人間と魔女は仲良くできるのか。
    ルルーは人間を信じられるのか。
    ルルーの真摯な気持ちが胸をうちます。

  • タイトルと絵がかわいいのに、内容はとてもシビア。ミスマッチ感がすごい。でも好き。

  • ルルーがかわいいかた。さいしょわかなしかたけどさいごわおもしろかたよでてくるひとわれなとかいほるとさんがでてくるよ。(87)

  • 表紙からしてちょっと小学生向けすぎるかーっと思いつつも
    大好きな村山早紀さんなので手にとる。

    結構深い内容のような気が・・・・。
    ルルーが魔女だ、と告白した時にカイが逃げ出したのは私もちょっとショックだった。
    え?そーゆー展開なんだ、と。
    まああとで謝りにくるんだけど。
    なるほど、あそこであっさり受け入れられたら話が簡単に終わっちゃうし、
    きっと綺麗事すぎるんだろうな。
    そうだな、と思う。何考えてるかわからない相手ってのはコワイ。
    たとえば犬、とか猫、とかは結構表情あるような気がするんだけど、
    鳥、とかはこう感情が見えない、とゆーかよくわからない、という部分で
    かわいいっと思うんだけどふいに不気味にみえる瞬間ってのもあったりする。
    つまり、理解できるか、できないか、もしくは知ってるか知らないかってことなんだろう。
    なんだかわからない”魔女”っていう存在は怖ろしい。
    でも一緒に笑って、歌って、旅してきたルルーという少女はそんな存在じゃないってことに彼らは気づく。
    結局ルルーは彼らと一緒にいくのを選ばなかったけれど。
    それはルルーが自分の居場所を見つけたから。
    たとえ一緒にいなくても、彼らはもう家族だし。
    だから1人でも、あ、いやペルタがいるか、
    ふたりだけでもきっと大丈夫なんだ。

    やっぱり大切なのは知ろうとすることなんだろうなあ。
    無知は罪だ、とは十二国記でしみじみ思わされたことだったけど、
    ホント、そうなんだろう。
    私1人の目に見えてるもん、感じてること、なんてたかがしれてる、
    そんなもんだけで測れるほどこの世界は狭くない。

    ああ、でもやっぱ自分のものさしでしかみることができないってのは
    あるんだよなあ。

  • 甘いだけの話じゃないと思う。
    タイトルは「友だち」だけど、「友だち」が前面にでていない。孤独や仲間はずれ・差別が描かれることで、人と繋がるにはどうしたらよいのか、ということにスポットがあたる。人を信じるということは、全ての源なんだなぁ。
    シリーズ最初の話として、深〜い一冊。

  • わたしが魔女に興味を持つきっかけになった本。
    父の友人が小学4年生の私にプレゼントしてくれた。

    この本以降、魔女は絶対いるぜ!魔法使いもいるぜ!いつか空も飛べるぜ!っていう妙な自信みたいのがついて、あこがれるようになった。

    いつも、どこかに魔女がいるっていうのが希望になった。

    ずっと信じてたい

  • ずっと前に読んだきりだけれど、覚えている本。
    魔女狩りが怖かった覚えがある。

  • タイトルで避けていた作品。
    けど、タイトルとほのぼのとした絵は詐欺か何かかと思えるほど、
    シビアな話だったような気がする。

    この著者の本に出てくる女の子はみんな逞しく、強い。

  • 【10/24】近図。季節の本(=魔女)。中学年向き。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山早紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×