むしを たべる くさ (ふしぎいっぱい写真絵本 9)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 465
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591095003

作品紹介・あらすじ

ハエトリグサ、モウセンゴケ、ウツボカズラ。むしたちをつかまえるしょくぶつがいる。ふしぎなしくみをもっている。どうやってつかまえるのだろう?どうやってたべるのだろう?むしをたべるくさのひみつをさぐってみよう。

感想・レビュー・書評

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  • 写真がズームで迫っていてなかなかの迫力。
    ハエトリグサは櫛のような歯をさっと閉じる。
    モウセンゴケはベトベトした長い葉っぱを折り曲げて虫を捉える。
    ウツボカズラはいろいろな形がある。葉っぱが伸びてツボになる。
    サラセニアというのもある。これもツボ。
    栄養分が少ない沼や湿地に生えている。

  • 小学生向けのお話会に使用したばかり。
    表紙を見せてタイトルを言っただけで半端じゃない食いつきの良さ。
    『食虫植物の話?わぁ!』と目を輝かせてくれた。
    一年生らしい女の子が、小さな声で『人間も食べられちゃうの?』と聞くので
    『え?そうなの?』とみんなに返したら『食べないよ!○○は虫じゃないよ!』と
    即答してくれた子、ありがとう。

    文字も大きくて読みやすい、綺麗で鮮明な写真絵本で、約7分。
    分かりやすく、小さな子にも理解しやすい展開で、植物の形態の面白さがとてもよく伝わってくる。
    何より、こんな不思議な形をしているのは、ちゃんと理由があるんだよという食虫植物の仕組みについての解説が良い。
    虫を圧死させて溶かす場面もあり、内心では「どうかな?」という不安もあったが、最後まで興味津々で聞いてくれた。

    ジャポニカ学習帳の表紙から、昆虫の写真が消えてなくなるという時代。
    ちょっとしたチャレンジで選択したのだが、これは良かった。
    未知のもの、不思議なものへの興味は持ち続けてもらいたいものね。

    子どもの頃「ウツボカズラ」を初めて見たときの不思議な気持ちが、この本で懐かしくよみがえった。

  • ハエトリグサ、モウセンゴケ、ウツボカズラなどの食虫植物写真絵本です。
    葉が閉じて虫を捕えて押しつぶすハエトリグサ、
    ねばねばで虫を捕えて巻きつけるモウセンゴケ、
    ツボに水を溜めて虫を溺れさせて栄養分を溶かしとるウツボカズラやサラセニア。
    ページいっぱいに食虫直物たちの大きな写真が出ていて、虫の捕まえ方、栄養の取り方、種からの成長の仕方、生えている場所などの説明文が簡素で分かりやすくインパクト大きく書かれています。

    最近小学校の読み聞かせで持って行っている本です。
    「虫を食べる草の写真集いくよー」と表紙を見せた時からそれなりの好反応で、低学年にも高学年にも使えます。

    捕えられた虫が栄養を吸い取られたり溶かされたり、
    最後は中身を吸い取られて殻だけになってしまったような写真まで出ているので、
    生徒たちからもなかなかの反応があり、「きもちわるい~~」と言いながらも身を乗り出す生徒、
    最初から顔を覆っている女子生徒など様々です。
    虫が大好きなある男子生徒は最初から耳を塞ぎ後ろを向いていたので、虫が食べられるのはイヤだったかもしれません。
    本の最後で食虫植物たちの新たな種から芽が出て「(食虫植物の)新しい命が生まれる」となるのですが、生徒からは「『(虫たちの)命を奪う』じゃないか…」とのつぶやきが(笑)
    そしてその「新しい命」の食虫植物は、小さくてかわいいながらもすでに虫を捕まえることができるという、実に油断なりません。

    ちょうど6年生の修学旅行で尾瀬に行くのですが、その時にモウセンゴケがたくさん生えてが場所があったようで、6年生にはその時のことを思い出したようです。

  • 3歳6ヶ月息子

    別の絵本で食虫植物のお話を読んだ時反応が良かったので、絵ではなく写真の食虫植物を見てみたいと思い借りてみた。

    いい!虫にも興味を持ち始めたので、まじまじと食虫植物が虫を捕まえる写真を見ていた。育てたいらしい…。

  • 草こわいよーと、虫さんたすけてよーと。3歳の息子。衝撃的だったようです。でも、最後までみれました。

  • 食虫植物を紹介する写真絵本です。表紙の写真もドアップで迫力満点!食虫植物が群生している写真は、正直気持ち悪いです・・・。

    食虫植物ってハエとか、蚊とか比較的小さい虫を食べるんだと思ったんですけど、トンボくらいの大きさでも捕まったら逃げられないなんてビックリ?

    次男(3歳4ヵ月)の興味を引いたらしく、その後自分でもう一回ページめくって、頷きながら(笑)読んでました。

  • 3歳11ヶ月

    2歳の頃植物園へ行き「食虫植物」がカッコいい!と思った息子はしっかり発音出来ないながらも食虫植物好きに。

    やはりとても気に入った様子で、写真ベースなので一人でも見ていた。
    食虫植物の種類は少ないように思うも、
    どのように虫が草の中に入るのか、
    中にたくさん虫が入ってる様子、
    珍しい食虫植物のお花等見応えは十分だと思う。

  • 読み聞かせをしました。
    虫が苦手なので、私はあまり写真をじっくり見ることができませんでしたが
    子どもたちの食いつきは非常によかったです。
    説明がすごくわかりやすくていいですね。

  • 食虫植物は他の草が生えない土の栄養の少ない所で暮らしている。それは虫から栄養を取ることが出来るから。栄養を取られた虫はカサカサになる。モウセンゴケのねばねばセクシー!トンボ早く逃げて!でも閉じる姿がかわいいから食べさせたい(笑)

  • [墨田区図書館]

    「イモムシ」がとても良かったので、
    http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4591134733
    同シリーズの本を片っ端から取り寄せたうちの一冊。

    食虫植物についてはしっかりとわかっていたのか怪しいけれど、写真のおかげもあってすんなりと理解していた様子。でもあまり身近にこういう植物はないからなぁ。ホントこのシリーズは面白い。

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著者プロフィール

伊地知 英信(いじち・えいしん)
1961年東京生まれ。自然科学書や博物館展示物の編集者・ライター。自然観察のインタープリター。集英社版『完訳ファーブル昆虫記』10巻20冊の編集および脚注・訳注の執筆に関わる。『しもばしら』(岩崎書店)で第58回児童福祉文化賞など。

「2023年 『ファーブル昆虫記 誰も知らなかった楽しみ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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