川島屋百貨店

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591102503

感想・レビュー・書評

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  • 以前たなぞうで紹介されていて、気になっていた本。いやー、本が付箋だらけになってしまいました〜自分で歩いて、見つけたりするのももちろん楽しいけれど、人に紹介してもらうのもいいですね。この本一冊が、デパートになってます。おまけに商品は、よりすぐりの一品ばかり。濃密なデパートです。ハズレがない。すでに自分が持っている物が出てくると、またうれしい。付箋をつけた商品をどうするか?楽しい思案です。

  • 『川島屋百貨店』は、著者・川島蓉子さんが日々の買い物を通じて出会ったもの、惚れこんで大切にしたいと思う商品ばかりを、厳選して並べたデパート。

    最初のページをめくると、「いらっしゃいませ」と挨拶してくれる川島さんがいます。

    フロアガイドを載せておきます。
    6F インテリア・ギフト
    5F キッチン
    4F 雑貨
    3F ファッション
    2F コスメティック
    1F アクセサリー    
    ANNEX フード

    いよいよ入店。1階から6階、ANNEXまでゆっくりとウインドウ・ショッピングを楽しめます。

    もちろん、「いいなぁ〜」「ほしいなぁ〜」という商品がいっぱい。

    私が愛用している「諏訪田製作所」の爪切り発見。ちょっとうれしくなりました。

    値段はどれもそんなに高くなく、良心的。川島さんは、いわゆるラグジュアリー・ブランドには興味がなく、洋服も10万円を超えるものは買わないそうです。ご自分では、庶民派と仰っています。

    でも、不思議? なぜ、男の私がみても楽しいのだろう?
    答えがありました。女性用商品が多いのは確かです。でも、新聞に連載したものについては、できるだけ年齢や性別を問わずおすすめできる商品をと工夫したそうです。そうです、読売新聞日曜版「MYスタイル」という連載で、私は川島さんを知りました。現在も連載中で、毎週楽しみにしています。

    ちなみに私が心惹かれた商品を列挙します。長くなってしまうので、商品説明できないのが残念です。
    ・「NUNO」のトートバッグ
    ・チリー・ジョイ・スティック ケンゾーパルファム
    ・「宮崎タオル」のマフラー
    ・「マーナ60」のバススツール
    ・「物語の栞の物語」という栞
    ・「廣田硝子」の江戸硝子醤油差し
    ・「とらや」の豆皿5枚セット
    ・「大黒屋」の五角削り箸
    ・ミュージックマグ
    ・「±0」のスタンドライト
    ・「TORAYA CAFE」のあんペースト

    ほんとうに素敵な百貨店です。

著者プロフィール

ジャーナリスト1961年、新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステムに入社し、ファッションという視点から、企業や商品のブランドづくりに携わる。同社取締役、ifs未来研究所所長などを歴任し、2021年に退社。コミュニティー「偏愛百貨店」を立ち上げた。『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞出版)、『虎屋ブランド物語』(東洋経済新報社)、『TSUTAYAの謎』『すいません、ほぼ日の経営。』(以上、日経BP)など、著書は30冊を超える。毎朝3時に起きて原稿をつづる生活を30年にわたって続けている。

「2021年 『アパレルに未来はある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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