([え]1-1)夕闇の川のざくろ (ポプラ文庫 え 1-1)

著者 :
  • ポプラ社
3.30
  • (24)
  • (36)
  • (108)
  • (19)
  • (4)
本棚登録 : 727
感想 : 58
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (70ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591102961

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・不思議な世界感
    ・絵が独特
    ・読んでみると意外と面白かった

  • しおん、素敵な女の子。
    ぜんぶ“ほんとうのこと”なんだな。
    いろんなピエールとお会いしたい。

  • 淡々としているのだけれど、どこか悲しげな語り手と、それを嘘という物語で包む江國ワールド。

  • 江國さんらしいなぁ、という印象以外、何も残らないくらい短いお話。

  • 嘘つきの女の子の話し。
    友人の「しおん」が嘘つきで、「私」は素直な聞き手なのかと思いながら読んでいたけど、最後に「私」も嘘つきなのかもと思わせる。
    女の子はみんな嘘つきなのだから当然なのかもしれない。

  • 美しく孤独なしおんの物語

    ーしおんの「おかえりなさい」は「はじめまして」に似ています。

    ー物語の中にしか新事実は存在しないのよ (中略) そして、物語の中で、私は夕闇の川のざくろなの。

  • 「……厄介ね」

  • 淡々とした中の独特な雰囲気が好きです。しかし頭の硬いわたしはきっとしおんと仲良くはなれそうに無い気がする…12/04/23

  • 絵本。
    あたたかな色合いの挿絵はなぜだかちょっと不気味。
    登場人物はしおんと私。

    人なんてもともとほんとじゃない。
    しおんが繰り返しとなえるこのことば、わかるようでわからない。
    でも終盤…
    わたしたちはほんとじゃない毎日をほんとのことのように
    ただ信じているだけなのかも、と。
    やっぱりわかったようでわからないけど、
    夏にまた読んでみたいなぁ。

  • しおんと私の関係性はホリーガーデンの二人に似ている。というか、ホリーガーデン絵本版みたいな。

全58件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江國香織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×