([は]1-1)秘密 Hayashi Mariko Coll (ポプラ文庫 は 1-1 Hayashi Mariko Collecti)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591103487

感想・レビュー・書評

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  • 130320*読了
    林さんの小説は短編も長編もおもしろい。確かに、女の毒がこんもりと盛られている。
    その毒にハマってしまうからこそ、わたしは何度も林真理子ワールドの扉を開けるのだろうなぁ。

  • 短編集
    怖い怖い

  • 初めて読む作家だが、リズムがよくスラスラと読めた。この意地の悪い女たち、それを書く作者の作風がとても好きだと感じた。

  • 同僚から借りた。
    8つの話から出来ている短編集。

    以前出版されてたものが、いくえみ綾さん
    デザインのカバーで再登場しているもの。
    いくえみ綾さんといえば「あなたのことはそれほど」、波留主演のドラマで楽しませてもらったなぁ。ニヤニヤ…

    私は短編集を読むとき、日々の楽しみとして少しずつ堪能していく。
    まさにタイトル通り「秘密」だけに心の中に潜んでる悪魔が疼き出すようなムズムズ、ザワザワ感が湧き出すような話ばかり。

    秘密といっても全員が黙ってる間は何も普段と変わらないわけで、むしろ存在していないかのようであるが、その妙な魅力はつい口外してしまいたくなるものであり、それが外に溢れた瞬間状況がガラッと変わる。
    だからなんともヒヤヒヤものである。
    そのヒヤヒヤを噛み締めて、そして読者にとって完全に他人事であるから加えてニヤニヤしてしまう、そんなお話の数々。

    林真理子さんの人を惹きつける文章の上手さは変わらないなぁと思う。
    甲州弁が出てくるあの回もよかったなぁ。
    田舎特有の環境の中、取り繕ってるおとなしさと内面に潜む激流のような感情。それもまた一つの秘密…

    いくえみ綾さんの表紙&唯川恵さんの解説も秀逸。またいいコラボだわ〜!

  • 純愛じゃないから、余計にリアリティがあって面白かった。
    女をよく分かってらっしゃる!

    さらりと読める1冊です。

  • 2018年03月20日読了。

  • 秘密をテーマにした8つの短編恋愛小説集。愛の形もいろいろだね

  • チクチク来る恋愛の短編集。
    ---
    「なんて下品なの。たった五人しかいないテーブルなのに、寝たカップルが四組もいるのよ」二つのカップルと一人の女。恐怖の晩餐会の幕が上がる--。(『土曜日の献立』より) “秘密”をテーマに八つの作品を選び出した、当代きっての恋愛小説の名手が描く珠玉の短編集。

  • 目次: お別れパーティー/二年前の真実/女優の恋人/彼と彼女の過去/土曜日の献立/二人の秘密/秘密/実和子

    「なんて下品なの。たった五人しかいないテーブルなのに、寝たカップルが四組もいるのよ」二つのカップルと一人の女。恐怖の晩餐会の幕が上がる―(『土曜日の献立』より)。“秘密”をテーマに八つの作品を選び出した、当代きっての恋愛小説の名手が描く珠玉の短編集。

  • 再読。
    相変わらず読みやすく面白い。

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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