プロムナード

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 458
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118139

感想・レビュー・書評

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  • 日経の連載から大好きで読んでいました。道尾さんの笑いと泣きのツボは私よりずっとたくさんあって、ありふれた日常がドラマになってゆきます。

  • 道尾さんの小説は何冊か読んでるので、初エッセイということだし ここは読んでおかないと!ね
    学生の頃に書いた絵本や戯曲など 才能がある人は違うんだなぁと感動したり。
    書くのが本当に好きなんだということがよくわかった。

  • 道尾さんって、自分の職業や作品に対して自信や誇りを強く持って仕事をしてるんだなー、ということが伝わってくるエッセイ集でした。
    そういう仕事に対する姿勢ってとても素敵だと思います。

    学生時代に描いた絵本と戯曲の台本が収録されており、その作風がなんだか新鮮な気がしました。
    戯曲の方は実際舞台でやったら、かなり不気味な雰囲気になるんじゃないかと思います。猫が怖い。

    『月の恋人』などの作品の元になった出来事もいくつか紹介されていて楽しめました。

  • 2010年7月5日(月)読了。

    2010−54。

  • 作家になるまでの道程から、昔好きだった女の子との話まで…。一篇一篇に驚きが詰まった、新感覚のエッセイ54篇に加え、17歳のときに初めて描いた絵本『緑色のうさぎの話』。19歳のときに初めて文字で綴った戯曲『誰かが出て行く』も特別に収録。

  • エッセイ集。
    ホントに普通の人だなぁと・・・サラリーマン生活もしていたということで、なおさら親近感がわいた。
    17歳のときに描いた緑色のうさぎの絵本が印象的で、やっぱり、才能は普通じゃなかった。

  • 道尾秀介のエッセイ集。
    何気ない日常が道尾節で語られるだけで違った見方が出てくるのが面白い。
    小説で使われたネタの元ネタの話や昔書いた絵本・戯曲などなど盛りだくさん。
    道尾秀介を形作ったものたちを知れて楽しく読めた。

  • 大好きな道尾秀介さんの初めてのエッセイ集。自分の好きな作家が「自分の書く小説が大好き。誰の小説よりも好き」と最初に書き始めてくれるのはなんだか嬉しい。「第?、?、?章」では道尾さんが日常の中で感じたり経験した数々のエピソード、「僕の好きなもの」では映画や本の紹介、また特別収録として、道尾さんが17歳の時に書いた絵本「緑色のうさぎの話」と19歳の時に書いた戯曲「誰かが出て行く」が収められている。この作品の後で読んだ『月の恋人』の中のエピソード(満員電車の携帯バイブの原因とか、花火のこと、4つの十円玉の話)が、実際の道尾さんの体験に基づいてることが分かって面白い。「緑色のうさぎの話」は悲しいお話とイラストのうさぎの表情に思わず目が潤んだ。(戯曲のオチが分からなかったけど…。最後にでていったのは誰?)道尾さんの作品に表れる魅力は、こうしたエッセイにあるような、日常の「くすり」という笑いや鋭い感受性でモノ思う心の振り幅に見られる気がする。「人と違った視点」を持つことと「人と同じ目線に立つこと」とのバランスがいいのかなぁと思ったりもした。デビュー作以降の道尾さんの作品群からどうしてもミステリ作品としての「トリック」「捻り」「騙し」などを期待して読んでいた時期も長かったので、「ジャンルと色眼鏡とリドル・ストーリー」の「(ミステリに限定せず)小説という制約で書いている。先入観なしに読んでほしい」という記述に、彼の作品を読むときの姿勢を考え直す機会にもなった。最近の作品もミステリ一色のものはかえって少ないとは感じていたけれど。とかいってこれもひっかけなんじゃ…?(って、この姿勢がダメ!)文庫で出たら買いたいなぁ、この本。

  • 今、乗りに乗ってる旬な作家、道尾さんの初エッセイ集。
    『月の恋人』にも出てくるアメンボ、線香花火のエピソード、17歳のときに描いた絵本、初めて文字で綴った戯曲などバラエティにも富んで興味深く楽しく読めました。
    何気ない日常のスケッチが道尾目線にかかると新鮮な風景に変身する。
    自分の書く小説が大好きだと言う道尾さんにとって小説家というのは天職なんだと思いました。
    とても簡潔で読みやすい文章もよかったですね。

  • 2010/06/19読了。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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