ペンギン村に陽は落ちて (ポプラ文庫 た 3-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118610

感想・レビュー・書評

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  • 昔単行本を買っていたが、文庫で再度買ってしまい再読。良くわからないが読後感は悪くない。壊れて行く夢のペンギン村と実際のペンギン村。まるで町田康のパンク侍のようだ。

  • 連続テレビ小説ドラえもん

  •  ツイッタ―でいつも気になっていたので。
    短編以外初めて読んだ。ペンギン村の住人やケンシロウやドラえもんなどばかりが出てくるとても破天荒なお話。
     シュールで前衛的と言うか、脈絡のない様な話に含蓄や寓意を含めたスタイルと言うのは映画なんかでもしばしばみるのだけれど、ただアニメキャラで面白い小説書きましたと言うよりは本当に悲しい事とか哀愁だとか狂気だとか多くの物が凝縮されていて、やはり人間を描こうとしているのだなぁと興味深く読みました。
     どちらにしろ、抽象的な事を描くのだから、漫画でもリアリズムでも関係ないよなとは思う。あと、このスタイルをとる勇気と信念の凝縮

  • でも、すごい。すごくすごいって感じ。「・・・・・・」だものね。やってくれるわよ。なんだかよくわからないけど、すごすぎるって感じがするものね。なんかね。そういう感じがするのよね。

  • シュール
    笑い
    意味不明

    が成功したらこんな感じになった
    ということでしょうか

  • 面白かった
    って言えたらかっこいいと思う

    私には分からなくて、
    ぐるぐるぐるぐるして
    遠くて悲しくて気持ち悪くて笑っちゃう
    そんな感じでした、

  • 消雪としては初めての高橋源一郎作品。
    序文は、なかなか面白く含蓄に富んでいます。この調子でずっと続くのか、と思いました。
    しかし、さにあらず、本編にはいるとちょっとぶっ飛びました。
    標題作のタイトル「ペンギン村」を見て解る通り、前編、いわゆる漫画を下敷きにした作品。Dr.スランプはじめ、サザエさん+ウルトラマン、ガラスの仮面、キン肉マン、ドラえもん、の6作品。原作通りの登場人物がとんでもないことになっています。
    子どもに見せたいTV番組で上位に入っている、サザエさん、ドラえもんがここではちょっと口にできないような内容の物語に。PTAの方々がみたら気絶しそうです。
    きれい事ではないこの世の中、人間の性を、考えさせられる、おかしくも悲しい物語たち、一読の価値はあります。

  • ドラえもんやアラレちゃん、キンニクマン、サザエさんなどの漫画のキャラクターが小説にお引越し。そうするとこんなにグロテスクな世界が立ち上がるのだ!どのお話もこわくて、悲しくて…なんだかいやになっちゃった。

  • 評価高くてびっくり。

    既存のものを破壊している、というレビューに「なるほど」と思いはしたが、
    購入時にそんなものを期待していなかったので・・・・・・。
    あらすじで「息子の宿題(小説を書く)を手伝う父(小説家)の話」だと思った。

    めちゃくちゃ過ぎる、タイトルしか知らない漫画の話、途中に入る著者の独り言?、下ネタ・・・

    とにかく、全部読みきった後にクッションに投げつけさせていただきました。
    途中何度も舌打ちをしたり、投げつけたりした作品は初めてです。


    大体、あんな終わり方なら序文のくだり要る?


    私にとって「小説を読む」ということは「簡単に楽しく」だと改めて実感。
    あんな色々ぶっ壊れた読みにくい作品から、何かを読み取るなんて私には無理でした。
    個人的にはすごくイライラして読みにくかったです。

    読んでて想像し、印象に残ったこと
    ・ウルトラマンたちと体格がそう変わらないサザエさん(たぶんセクシー系)
    ・カンガルーが服着てカーチェイス辺り・・・カンガルー=人間
    ・読み進めるほどに、8頭身に近づいていくドラえもん(青)

  • 途中で断念。
    ごめんなさい、私には理解不可能でした。
    物語がそれぞれヤマなし・オチなしでなんだコレ。というのが感想です。
    一番楽しみにしていたサザエさんとドラえもんなんて酷かった…。
    これは随分前に初版が発売されたようですね。(1992年とありました)この時代ではこういった作風が人気あったのでしょうか。
    なんにせよ、現代の方々には受け付けない一冊だと思います。

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著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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