- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591140338
作品紹介・あらすじ
前作『青い約束』が、中高年サラリーマンから「泣ける」と絶賛、全国各地の書店でブレイク中の著者、待望の文庫最新刊!
新聞社の京都支社へ配属された瀬尾は、経済部の記者。ある日、取材先の企業でアルバイトをしている静音という大学生と出逢う。明るく聡明で、容姿端麗な静音に惹かれていく瀬尾。瀬尾にはかつて、激しく愛した女性がいた。けれど彼女にとって瀬尾は、結婚を控えた「最後の浮気」でしかなく、あっけない結末に傷つき空虚になった瀬尾の心を埋めるように、静音の存在は日に日に大きくなっていく。瀬尾は静音との距離を縮めようとしますが、なぜか静音は消極的。そこには、静音にとっての「すべて」ともいえる母親の存在があった。瀬尾と母親の間で苦しむ静音は、徐々に心のバランスを崩していく。そんな折、瀬尾は懇意にしていた有名メーカーのトップから合併話を打ち明けられ、記者として一世一代のチャンスをつかむが、このスクープがきっかけで静音との関係は窮地を迎えることに……。 現役新聞記者である著者ならではの経済小説としての高いクオリティと読み手の心を揺さぶるクライマックスは感涙必至。
感想・レビュー・書評
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一見明るくて爽やかで魅力的ながら、実は母親との難しい関係から心に問題を抱える女性との恋愛物語。
作者の意図が強過ぎて、逆に陳腐な印象を受けてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新聞社の京都支社へ配属された瀬尾は、経済部の記者。ある日、取材先の企業でアルバイトをしている静音という大学生と出逢う。明るく聡明で、容姿端麗な静音に惹かれていく瀬尾。瀬尾にはかつて、激しく愛した女性がいた。けれど彼女にとって瀬尾は、結婚を控えた「最後の浮気」でしかなく、あっけない結末に傷つき空虚になった瀬尾の心を埋めるように、静音の存在は日に日に大きくなっていく。瀬尾は静音との距離を縮めようとしますが、なぜか静音は消極的。そこには、静音にとっての「すべて」ともいえる母親の存在があった。瀬尾と母親の間で苦しむ静音は、徐々に心のバランスを崩していく。そんな折、瀬尾は懇意にしていた有名メーカーのトップから合併話を打ち明けられ、記者として一世一代のチャンスをつかむが、このスクープがきっかけで静音との関係は窮地を迎えることに……。 現役新聞記者である著者ならではの経済小説としての高いクオリティと読み手の心を揺さぶるクライマックスは感涙必至。
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★★★☆☆
強く儚い者たち
【内容】
新聞記者の瀬尾は、日韓ハーフの静音と付き合うようになった。しかし静音には色々な問題があった。2人の純愛物語。
【感想】
「月の虹」は夜に出る虹のこと。
純愛と言って作品で、セカチュー系統です。
メンヘラちゃんと付き合うのも、嫌韓時代に韓国系のハーフと付き合うのも、大変だと感じた。
世界が様々な人種で薄まるのではなく、互いが互いを尊重し合える世界になればいいな。
2人の未来が幸せになること願うばかりだ。 -
設定も結末も一風変わっている。京都の雰囲気を感じられる文で、その心地よさで重さをやわらげてくれてるなーと
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感動のラストときいて買った一冊。
情景の描き方がうまく美しい作品でしたが、結末が予想通りで感動できませんでした。 -
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