(P[み]5-1)招運来福! まねき猫事件ノート (ポプラ文庫ピュアフル)
- ポプラ社 (2014年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591142080
作品紹介・あらすじ
伊勢神宮のご利益で、まねき猫がしゃべり出した!?
凸凹コンビが謎と福(?)を呼び込むユーモア猫ミステリー!
惚れっぽいが男を見る目がないママと二人暮らしの凪。
お嬢さま学校にもなじめず、引きこもりがちだ。
ある日ママの新しい恋人に連れられ、式年遷宮で賑わう伊勢神宮へ行くことに。
そこで買ってもらった黒いまねき猫が突然しゃべり出した!
遷御の儀式の際に引越しし損ねた八百万の神のひとりだという。
願い事を叶える見返りに人捜しを命じられた凪は、思わぬ事件に巻き込まれ――。
少女とまねき猫(時々黒猫)が織りなすユーモア猫ミステリー!
感想・レビュー・書評
-
まねき猫が猫として活躍するとてもユーモアたっぷりの面白い作品でした。伊勢うどんや赤福氷などがでてきて食べたくなってしまいました。
誘拐された後の展開がなかなかテンポがよくひきこまれてしまいました。マネコがかわいらしくて想像しながら読みました。猫好きなら読みたくなるユーモアミステリーです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不思議テイストの優しいお話。
好き~。
ラスト、なんだか泣き笑いになっちゃった(笑) -
お母さんに幸せは来るのか
-
短編「招き猫狂想曲」、中編「凪とかわいい悪魔とお伊勢さん」収録。
女子中学生と招き猫に憑依した猫のユーモアミステリー。
恋愛体質のママと二人暮らしの凪は、お嬢作学校になじめず引きこもりがちの女子中学生。ある日ママの新しい恋人に連れられて行った伊勢神宮で黒い招き猫を買ってもらうが、その招き猫が突然しゃべり出し・・・。
ミステリーというより事件に巻き込まれてのドタバタ劇。
ほんわかした設定・語り口の割には、少々残酷な描写や内容。
何よりワガママ・生意気な小学生の一希にイラつき、面白さ半減だった。
(図書館) -
猫が出てくるというだけでもう大好き☆おもしろくないわけではないんだけど、おもしろかった‼というほどでもないf^_^;キャラはわりと立っていてキライじゃないなぁ、ただ蝶子さんのカレシ達はちょっとダメンズばかりだけど。 でも仔猫のマネコが痛い目にあうとこは眉をひそめました。個人的にはああいう場面を想像するのもいや。再読は…多分しないかもです。
-
恋愛体質の母を持つ中学生の凪とまねき猫に憑りつく黒猫のマネコのコンビが降りかかる事件に立ち向かう連作ミステリ。レーベルに合わせたライトミステリテイストの強い内容ながら、ほんわかほっこりとは言い難い命の危機スレスレな災難に見舞われる作品であることに気付くまでどういう方向性で読むべきなのか戸惑いました。マネコに対する傷害と誘拐騒動をニコイチにした後半部は主軸が不明瞭になってしまい、せっかくの推理がそれほど効果的に見えなかったのが勿体なし。
-
(収録作品)凪とマネコの七日間/凪とかわいい悪魔とお伊勢さん
-
タイトルと表紙につられて。軽めかと思いきや、なんか妙に重かったりとアンバランスな感じ…キャラクターもみんなとくに好きになれず…なんか残念。
-
招き猫の置物が本物の猫に。ちょっとミステリー風。
2015/11/13 -
伊勢神宮のご利益で、まねき猫がしゃべり出した!?
凸凹コンビが謎と福(?)を呼び込むユーモア猫ミステリー!
惚れっぽいが男を見る目がないママと二人暮らしの凪。
お嬢さま学校にもなじめず、引きこもりがちだ。
ある日ママの新しい恋人に連れられ、式年遷宮で賑わう伊勢神宮へ行くことに。
そこで買ってもらった黒いまねき猫が突然しゃべり出した!
遷御の儀式の際に引越しし損ねた八百万の神のひとりだという。
願い事を叶える見返りに人捜しを命じられた凪は、思わぬ事件に巻き込まれ――。
少女とまねき猫(時々黒猫)が織りなすユーモア猫ミステリー! -
招き猫か?
-
主人公が結構我儘な感じの子なので、ちょっと親近感がわきにくかったです。身近な事件を解決していくだけなので、もう一ひねり何かあると嬉しかったかな。
-
アンソロジー「猫とわたしの七日間」に載っていた「まねき猫狂想曲」の続編だ! これは嬉しいなあ。もうマネコが可愛くって可愛くって♪ たしかにツーパターンのマネコ、どっちも可愛くって選べませんよねえ。
事件自体はけっこう酷いのだけれど、読み口はユーモラスで爽やか。ミステリとしてもしっかり。そして猫好きとしては萌えるやらはらはらするやらほろりとさせられるやら。ライトな印象の一冊だけれど、しっかりと満足の一冊でもあります。 -
2015/01/11読了
-
ダメ男に惚れっぽい母と二人暮らしの中学生の凪が主人公。
ある日、伊勢神宮を参拝した時に買った招き猫が突然本物の猫になり、
さらには凪に話しかけてきた!
「自分は神様だ。願いを叶える代わりに言うことを聞け」と。
そんな家族が巻き込まれる事件を描いたちょっと不思議な軽いミステリ。
うーん、イマイチでした。
水生大海さんの他の著作には好きなものもあるので期待していただけに
ちょっと残念でした。 -
「猫とわたしの七日間」に収録された短編と、その後日談にあたる中編で構成された本です。
主人公と猫のマネコの掛け合いは面白いんですが、文章のテンポが少し私とは合わなかったのか、若干読みづらい印象は受けました。わがまま娘の一希にイラっとしちゃったのも原因かもしれないですが。 -
中学2年の凪が式年遷宮で賑わう伊勢神宮で買って貰った黒いまねき猫。何故だか突然喋り始めたヤツが言うには、自分は八百万の神であり、ある女性を探せば凪の願いを叶えるというのだ。凪とまねき猫の奇妙な迷探偵が誕生!
普段は減らず口の凪だけどクラスのいじめっ子達には言いたい事の一つもやり返せない、内弁慶っぷり。まねき猫マネコ(本人には至って不評)と口喧嘩を続ける内に自分にも度胸がちょびっとだけついたかな。
後編では伊勢の街をやもなく駆け巡る事態に巻き込まれた凪と蝶子ママ。口に出さなくちゃ伝わらないことだってたくさんある。それは親子でも、親子だから。今回のマネコは本体・生身共に災難だらけでしたが凪とのバディっぷりも堂に入ってましたな。