それでも、海へ 陸前高田に生きる (シリーズ・自然いのちひと 17)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591148112

感想・レビュー・書評

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    あれからもうすぐ7年か。そんなに経ったんだ。
    読みながらちょっと泣いちゃった。

  • サンデーモーニングのコメンテーターとして出演しているフォトジャーナリストの安田さんが、2016年2月に出版した初めての写真絵本。どんな作品を撮られているのか、観てみたいという思いで手にしました。

    安田さんが出会った漁師の菅野修一さん、そして孫のしゅっぺこと修生くんと高田に暮らす人たちの姿がそこにありました。

    楽しく誇らしげな顔、心からの寂しさがにじみ出た横顔、再び海に向かう時の凛とした姿、そしていつまでも忘れないという思いを込めた表情などが、自分の中に飛び込んできました。この本を通じて、3・11によって多くの人の命が奪われ街や生活を壊した海に、それでも向き合おうとする人たちの気持ちに少しでも寄り添うことができたかなと思いました。

    震災後に岩手沿岸部に入り、陸前高田市も2度訪れた町です。来年2月に、再び訪問しようと思っています。これからも被災地を忘れず、暮らしていきたいと思います。

    みなさんにおすすめします。

著者プロフィール

1987年神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『国籍と遺書、兄への手紙―ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ)他。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

「2024年 『それはわたしが外国人だから?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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