あるかしら書店

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  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154441

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  • 「あるかしら書店」 ヨシタケシンスケ(著)

    2017 6/20 第一刷発行 (株)ポプラ社
    2019 5/30 第十五刷

    2020 7/6 読了

    遊び心満載!

    空想の中で自由に飛び回る楽しさを
    大人になると忘れがち

    それを忘れずに大人になっちゃってる
    ヨシタケシンスケは貴重な存在だよねー。

    世界の子供たちが
    そんな大人に憧れる世界ってどうかしら?

  • 絵本作家ヨシタケシンスケさんが想像する、あったら面白いなという本屋さんの本。

    大人向け絵本という趣。

    独特のありえない本屋をかわいらしい絵で表現することで、なんだかあってもいいよな。こんな本。と思える。

    筆者自体が本に大変愛情があるからこそ、ここまでの想像力を発揮できるし、かわいらしく愛らしい絵が描けるんでしょう。

    個人的には、「本のつくり方」が気に入った。
    本はクリエイティブな部分が強いと思うが、あえて職人技のように淡々と本を物理的につくるという発想。
    「本のもとのなる『本柱』」というのが大根の輪切りみたいで、かつらむきのように薄く削り、たたんで本を作る。
    こんな作り方があるなら、観てみたいなと、切に思う。

    絵本というのは、何冊も発行されているが、意外と本物だというくらい真実にせまる本は少ない。
    一見簡単にかけるようだが、実際は、シンプルなだけに難しいのでは。よく説明過多になってまったく面白くなくなってしまっているものなどもある。
    ありえないかもしれない「おはなし」を少ない文字と絵で、一つの世界として現前させるということ。

    さすがにこの作者は絵本作家なので、底力が発揮されています。

  • 絵本のように読めます。
    いろんな発想があって、面白い。

  • 先日読んだ『ミュゲ書房』に出てきて気になった本。ヨシタケシンスケさんの本は初めて。「あるかしら書店」は、訪れたお客さんの読みたい本のリクエストに何でも答えられる本屋さん。店主の提案する本はどれも自由で夢がある本ばかり。ヨシタケさんの本へ深い愛情が伝わって来た。お客さんが途切れた時に椅子に腰掛けてコーヒー片手にドーナツを頬張りながら読書する店主のおじさんも、とてもかわいらしかった。

  • 本好きにはたまらない妄想遍歴。

    子どもよりも大人のほうが、なにかグッとくるものがあって、大人にしかわからない面白さとかもちょっぴりあったりしておもしろくて、それでいてこういう本を誰よりも必要としていたんだ!と感じる、想像力のパラダイス絵本。

    何度も何度も読み返したくなるような、ずっとこの素朴なイラストを眺めていたくなる絵本でした。


    ヨシタケシンスケ『あるかしら書店』
    https://www.amazon.co.jp/gp/product/4591154440/ref=as_li_tl?ie=UTF8&tag=thiswonderful-22&camp=247&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4591154440&linkId=fd9cf269a9a3a0edec3bba1b33099c47

  • とにかく可愛い!素敵過ぎます。一瞬で虜になりました。

    どれもこれもあって欲しいものばかり。
    「読書サポートロボ」あったら欲しい。
    「お墓の中の本棚」もあったら、頻繁にお墓参りに行けそう。
    「水中図書館」夢があるわ~~

    あるかしら書店の店長さんは大忙しだね。

  • 大人も楽しんで読める本。いままでにみたことの無いような空想が描かれていた。

  • ヨシタケシンスケさんの想像力と画力が最高。本の見返しの部分にもイラストが施してあり、細かいところまでこだわった作品であることがわかる。ロマンがある作品。

    以下個人的に好きだった内容
    『2人で読む本』
    上下に分かれている本を二人で読むのだそう。上司と部下だと思われる二人が「上司と部下 理想の関係」と書かれた本をくっつけて読んでいるイラストがかわいらしい。

    『読書サポートロボ』
    うるさいところで耳をふさいでくれたり、寝そうなときに起こしてくれたりするロボ。励まし機能もあるそうで、最後まで読めそうにないときに励ましてもらいたいと思った。

    『読書草』
    5年に1度、動物が読書をする「読書現象」が起きるのだそう。それには読書草というのが関係していて花粉や香りで皆読書をする。しかし、読書草が枯れてしまうと、読書意欲もなくなり、読書草の研究をしていた研究員もやる気をなくしてしまう。私も同じ現象にかかるので、読書草の影響を受けているのかもしれない。

  • 友達がおすすめしてくれたので借りさせてもらいました。
    うーん、一ページめくるごとに笑いが止まらない!普段はそんなにじっくり読まない私でも、この本は小さな文字を一つずつじっくり読みました。手書きなのがまたいいです。ヨシタケシンスケさんのわたしのわごむはわたさないだっけ?忘れちゃったけど。も、前わくわく(低学年が学校終わりにいくところ)で読んだのを思い出しました。あれも面白かったな。

  •  こんな書店が家の近くにあったら…と想像してしまう一冊でした。
     個人的には水没した図書館のところがお気に入りです。一年ごとに水位が変わることを利用して、読める本が毎年変わるのは面白いなと感じました。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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