この冬、いなくなる君へ (ポプラ文庫ピュアフル い 6-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1311
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591162156

感想・レビュー・書評

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  • この本のカテゴリーを何にしようか?恋愛話はあるけど、恋愛モノとは違う。ファンタジーでもない。いぬじゅん風としか表現できない。帯にはラスト大号泣とあったけど、そうはならなかった。

  • この手の(少女漫画やライトノベル)物語の主人公ってさ、どんくさかったり、すぐ自分を責めるし、大切な事や人に気づかないし、ちょっとイラつくよね(笑) ま、でも、あつおのお陰で変われたということだね。あと、いろんな人の人生?運命?も変えれたし、良かった良かった。

  •  私は、まだ学生なのですが、毎回失敗することが多くて、この主人公の昔の菜摘さんのように、「生きていても、楽しいことが無い。死にたい。」と思う事が多くて、いつも一人で泣いていることのほうが多かったです。ですが、この小説を読んで、人は変わろうと思えば変われるということを知りました。私も、時々日記をつけています。日記は、いつも悲しい事ばかりです。しかし、自分の立場をもっと考えて、失敗を恐れない人間になれるように努力したいと思います。この本を、まだ読んでいない方は、是非読んでください。きっと、あなたのこれからが、変わります。

  • 多少のネタバレはある……かもしれないので、一応ネタバレ指定を。

    読み終わって、じんわりと、読めて良かったと思った。
    自分から逃げてばかりで後ろ向きな思考の持ち主、ある意味「弱い」菜摘が、篤生から大切なことを教わり、アドバイスをもらい、支えられ、少しずつ「強く」なっていく。自分と向き合い、成長していく。
    篤生の言葉が、自分に向けられているように思った場面があった。自分も、自身から逃げてしまう一面があるから。菜摘のように、少しずつでいいから自分と向き合っていきたい。
    道を見失った時に読み返したい一冊。

  • たくさんの試練が主人公を襲って、死を回避しないといけなくて、楽しんで読めた。篤生のことに最後悲しい。最後の方のページがすごくどうなるのかドキドキした。
    この本すごく好き。

  • うーん

    初めは、主人公がウジウジしすぎていて、感情移入できず。

    篤生が現れなったら、ラストの日記のような人生だっただろうと思う。

  • 文具メーカーに勤める24歳の主人公、生久田菜摘は、仕事はミスだらけ、企画書も怖い上司にダメ出しされ、自分でもダメダメ人間と思っています。もちろん彼氏もずっといません。上司に仕事を命じられ、それが終わらずにひとり会社で残業していると、火事に巻き込まれ、逃げ切れずに意識を失ってしまいます。気付くと篤生と名乗る若くて弱々しい謎の男が立っていて、「この冬、君は死ぬ」と告げます、それから毎年冬になると現れ、命に関わる試練が菜摘を襲います。あらゆることから逃げてばかりだった菜摘が、試練を乗り越え、成長していく、そして親子の愛に溢れた暖かいお話です。

  • 結末が衝撃的でおもしろく、また主人公が周りの人と向き合っていく姿に感動しました> < ♡

  • 運命を変えるために家族や友人と向き合う。

    その度に菜摘が周囲の誤解を解いていくから
    相手と向き合うのって大切だと思う。

    後向きだった菜摘の気持ちが
    「今が幸せ」と感じるようになるから
    私まで心まで温かくなっていく。

    篤生の正体や意図には本当に驚いた。

    でも篤生の大切な人を想う気持ちと
    自分の寿命と引き換えにした行動力に
    相手を想うっていいなぁって思った。

    私もちゃんと向き合えてるんだろうか。

    逃げずに色んな事と向き合わないとなぁ。

  • 同期とはあまり気が合わない、後輩には見下されてる、上司には理不尽に思うことまでフロア内で怒鳴られる
    それは仕事をしたくなくなるし、その先を考えちゃうよね
    そこに火事が起きて助けてくれた不思議な人
    毎年12月に死期がやってくる、それを乗り越えろなんて意味不明だ
    でもその通りになっていく、結婚詐欺自殺未遂、不倫心中、お母さんの脳梗塞、お父さんのガン、途中からは自分の気持ちを伝えられたり好きな人と結ばれたりとかあったけど
    不思議な人の正体は実は変わる前のは未来の自分の息子
    お母さんを助けたくて自らの生命と引き換えに過去に来てお母さんの心を守ってた
    最大の親孝行だ
    その親孝行に負けない母の思いは素晴らしい

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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