この冬、いなくなる君へ (ポプラ文庫ピュアフル い 6-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1298
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591162156

作品紹介・あらすじ

驚きと感動のラストに涙が止まらない……一気読み必至!

文具会社で働く24歳の生久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。ある夜、ひとり会社で残業をしていると火事に巻き込まれ、意識を失ってしまう。はっと気づくと篤生と名乗る謎の男が立っており、「この冬、君は死ぬ」と告げられて――。ラストのどんでん返しに、衝撃と驚愕が待ち受ける! 切ない涙が温かな涙に変わる、著者・いぬじゅん渾身の最新作!

■著者
いぬじゅん
奈良県出身。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)、「新卒ですが、介護の相談うけたまわります」(一迅社)などヒット作を数多く手掛ける。

感想・レビュー・書評

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  • ラストが驚きすぎだった。

  • これは大人が読む系だと思ってドキッとしたけど買っちゃたから最後まで読んだけど、もう全国の人に読んでほしいって思いました。

  • 毎年冬に篤生に与えられた色々な試練に立ち向かう菜摘の姿にほっとして、また試練にハラハラして、最後の衝撃と真実に愕然として、ラストまで目が離せなかった。篤生と菜摘と江島さんのその後がずっと幸せであってほしい。

  • イヤイヤ、参りました…騙された…タイトルに。
    ヒロインに向けたタイトルだと思い込んでたー
    イイ意味で裏切られた作品でした、ラスト30ページでガラッと変わる。
    いぬじゅん作品は2冊目ですが世界観は独特ですね!
    女性だと、これまた思い込んでましたが男性とはビックリ‼️

  • 菜摘が周りの人達と向き合い、事件(?)を解決していってすごいなと思ったし
    菜摘が前向きになって良かったなと思った。
    これからも幸せであってほしいなと思いました
    ラストに驚いた!

  • 作品紹介にもあるように、ラストはたたみかけるような衝撃で、まさにどんでん返しな作品でしたね。いぬじゅんさんらしい作風といいましょうか、胸の奥がギュッと苦しくて切なくなるような、そんなお話でした。重い展開が多いので、気持ちを全部そちらの世界へ持っていかれそうになるくらいでした。

  • ちょうど心が疲弊してたときに読んでいた本です。
    心がすり減っていく描写が上手いので、読んでてのめり込んじゃう。自分の気持ちを上手く言語化してもらったように感じていました。
    精神的なものって見ないふりして自分で蓋しちゃうと中でどんどんダメになって取り返しがつかなくなっちゃうから、時分の心と向き合うのってすごく大切なことだよね。それが、しんどいし、それが1番難しいことなんだけどね。
    この本を読んで少しでも救われる人がいるといいなと思います。

  • 主人公と今の自分と登場人物全てが重なり何回も泣きそうになってしまいました。
    この表紙を見ればこの話を読み終わった時に胸がキュッとなります。
    生きることという単純な話ではなく、心が死ぬ事に焦点を向けて、生きると死ぬ、自分を見つめる、他人を見つめるという生きる上でとても大切な事をストーリー性にして夢中になり響くようなお話でした。
    たくさんの人に是非読んで欲しいし自分も何回も読み直して生きてみようと思えるようになりたいです。

  • 衝撃的な結末で面白かった。

  • この本のカテゴリーを何にしようか?恋愛話はあるけど、恋愛モノとは違う。ファンタジーでもない。いぬじゅん風としか表現できない。帯にはラスト大号泣とあったけど、そうはならなかった。

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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