- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592143055
作品紹介・あらすじ
五代将軍・綱吉の御台所が、京から呼び寄せた右衛門佐。家光が寵愛した有功の後、長く空席だった大奥総取締の座を手に入れた彼の目的は…!? そして、後継ぎのいない綱吉を巡り様々な思惑が…!? 2009年9月刊。
感想・レビュー・書評
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大奥第5巻は、将軍綱吉が生類憐れみの出したり、赤穂浪士たちが吉良邸に討ち入ったりする辺りが描かれている。
女将軍の下、大奥にも若い男性ばかりが入っていた時代に、47人の赤穂浪士は男性ばかり。その者たちに切腹を言い渡したゆえに、その後、武家の跡取りは女性に一本化された。そういう展開にするとは、よしながふみのストーリーは本当に面白い。
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日本史で習った5代将軍はさておき、この綱吉は愛しい。
凝り固まった男女間の関係に対する下克上マンガなんだと思えてきました。
結局最後にこいつだけは勝ち残る的なバカらしい奴が誰もいないのが素晴らしい。 -
綱吉の男漁りが続く。といってもそれは父や周りの者の希望に答えるため。松姫を喪った綱吉の絶望は深い。右衛門佐に少しでも心のうちを吐き出せてよかったのかな・・・
浅野内匠頭と吉良上野介のエピソード、吉良がおばあさんとなるとガラッと印象変わるなあ。 -
玉栄が普通のジジイに…
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1巻だけ読んでたけど5巻まで一気読みした。
やっぱり面白いしスゴイ。よく出来てるな~って関心する。
そして5巻のラストで吉宗が…!気になるーーー!!
でも言葉とかムズかしくて2回読まないと完全には理解できない。
絵もきれいでお話もすんごい面白いからこれはオススメ☆☆
でも褥を共にする…他の人が見てるところで…なんかスゴい世界だ。自分の妻が知らない男とどんどん夜を共にするってスゴイよね。
でもどの時代もステキなラブストーリーに仕上がってる。早く続きが読みたい!10.05読了。 -
とりあえず一気読み。面白かった!
男女逆転大奥、とだけ言うと、ちょっとホスト的な感じをイメージしますが(作者が作者ですし)、ストーリーがうまく練られているのもあって、かなり重厚な造りになっています。歴史改変部分の解釈が本当に上手いなあ。このお話が最終的に吉宗の時代にどう繋がっていって、最後にどういう幕引きで終わるのか。
続きが楽しみな漫画です。 -
生類憐みの令は老い先短い父上が最後に縋れる細い糸のようなものだ 月のものなどもうとうに来ておらぬわ 浅野長矩の刃傷然り赤穂浪士の討ち入り然り これが吉宗と綱吉のたった一度の邂逅であった