タ-シャ・テュ-ダ-最後のことば: ラスト・インタビュ-「人生の冬が来たら」 (MOE BOOKS)

  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592732525

感想・レビュー・書評

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    忙しすぎる現代人に
    憩いのひとときをあたえてくれる魔法かな?。

    2008年に92歳で亡くなった、ターシャ・テューダー。
    絵本作家として多忙な毎日を過ごしたあと、ガーデニングに目覚めて、
    1972年から思う存分カントリーライフを楽しむため、田舎で暮らします。

    現代の文明社会から離れ、
    ひっそりと田舎で自給自足の暮らしをはじめたのです。
    その生活ぶりは、
    電気や水道等、近代設備は最小限に留め
    暖炉とベッドとロッキングチェアー、薪オーブンがあるような
    質素な室内と古い道具を使う昔ながらの生活だったといいます。

    この本は、美しい写真とともに、
    暮らしについて、仕事について、人生について、
    ターシャの生涯を締めくくるインタビュー集でしたが、
    絵本や小説でしか知らない外国の昔の生活習慣が
    どのページにもたっぷりとつまっていました。
    薪の暖炉とオープンで部屋を暖めて料理する、
    私から見ればなんと不自由な生活、と思うのですが、
    ターシャにとってはそれが当たり前。
    当たり前のことを当たり前に実行して生活されていたのです。

    そしてその美しい花や木々に囲まれた昔風の生活こそ、
    もっとも人間らしい生活だと誇らしげに言うのです。

    天寿を全うするまで、
    パンを焼きジャムをつくりシチューを煮込み、
    ガーデニングに精をだし、編み物を楽しみ・・
    なんと悠々自適な暮らし方でしょう。
    なんとなくモンゴメリの『赤毛のアン』を思い出しました。

    ターシャの残したもの、
    自分らしく生きる信念は、いつまでも読者の心に残ると思います。
    「本当に何かをしたいと望めば、きっとうまくいくはずです」
    インタビューでの言葉がとても印象的でした。

  • お年寄りの人生のうんちくはスゴい♪
    こういう老後もいいよね〜。
    逝く時は穏やかに安らかに逝きたいよ。
    でもそれには、今を精一杯生き抜くこと、後悔しないように全力でやりきること、時々は息抜きすること、時には勝負に出ること、周りを享受すること、、、、、なんかいっぱいあるよね〜。
    優しい気持ちで生きていきたいな☆
    ま、まずはちいさな「良かった」探しでもするか。。。

    ・・・などど、つい考えてしまった。

    でも、この本は他のターニャの言葉シリーズの本を何点か先に読んでから読んだ方がいいと思う。
    この本から読んで失敗したと思ったよ〜〜。

  • 頭の中にしかなかった世界で、昔ながらのお住まい・お庭に憧れました。
    厳しい真冬の白い世界にすら夢見ました。
    読んでるだけで癒されます。

  • ターシャが亡くなったって聞いた時泣きました

  • ターシャさんにいろんな物をもらったなぁ。
    彼女の絵本を見れば、ターシャさんがどんな生き方をされてたのか
    よくわかる。

  • ターシャ・テューダーという人を初めて知ったのはNHKの番組だったけれど、「こんな人がいるんだ〜」と驚きました。その華奢な体からは考えられないような強さを持った女性です。素晴らしい庭と動物達との暮らしは、彼女が自身の手で一から作り上げてきたものです。洋の東西を問わず魅力的な人というのは、自分の生きかたを模索し自分にあった生きかたをしている人なのだと思います。『遅かれ早かれ、人はみな死を迎えます。それでも、私たちは人生をより良くするために多くのことができるのです』私も自分にできることを考えながら生きていこう!

  • 字も大きく30分くらいで読めます。
    ターシャは、自分のように生きたいと言う人たちに、
    私のように生きたいのなら、そうすればいいじゃない・・・
    と答えるそうです。
    ごもっともです。ターシャらしい言葉だと思いました。
    私には、彼女の真似は出来ませんが、あこがれの女性です。

  • ターシャの素晴らしい生き方に憧れます。

  • 文面から良い言い回しが二三あったので書き記しておこう。「たとえ、退屈でつまらないときがあるとしても、暮らしに喜びを見出そうとすれば、きっと暮らしはより良いものになるはずですよ」「人生で本当に欲しいものは何なのかよく考えてみたいですね」「遅かれ早かれ、人はみな死を迎えます。それでも、私たちは人生をより良くするために多くのことができるのです」ありがとう、そしてさようなら、ターシャ。大好きなターシャがこの世を去って、もう早くも一年が経った。僕も可愛がっていたマギー(ターシャの飼っていたメガンから名前を貰った)も亡くして半年が過ぎた。犬はもう一匹M・ダックスのパルが居るが、本当はコーギーが大好きで(ゴ、ゴメンよパル)(初代のコーギーもパルだった、今のは名前を継がせた)いずれまた飼いたい。おっと、ターシャの話から自分の事になってしまった。ターシャの様な暮らしは羨ましい、けど今の様な物に頼りきった生活をしている以上、難しいだろうね。憧れではあるけど、現状では現実的ではない。まだ全てを読んだ訳では無いので、全てを語るには、もう少し時間が懸かるかな。

  • やはりターシャの言葉は、
    人々が欲しがるのでしょう

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著者プロフィール

絵本作家。1915-2008。アメリカ、バーモント州の山奥でガーデニングと動物とのナチュラルライフを満喫。その質素で優雅な暮らしぶり、広大なナチュラルガーデン、心に染み入る言葉の数々は、亡くなったいまも、多くの人々に勇気と感動をあたえている。

「2020年 『ターシャ・テューダーの手帳2021』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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