綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1994年6月22日発売)
4.10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880615

感想・レビュー・書評

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  • 文庫版全4巻。大島弓子を知った一冊。チビ猫の目を通して人間の世界を見ると、ほんわかしてきます。

  • 初期の大島作品は思春期のピリピリに疲れるものが多いが、この作品はその時期を終え、人の心の捉え方、空気の澄んだ色などに、感性の鋭さに暖かみが加わって深さを増したような感じがする。

  • 何度かチャレンジするも、数ページ読むと、次のページをめくる気力が失せていき、結局半分も読めていない。

    いつかこの作品を読むべき時がきたら再度チャレンジすることとして、本棚に戻すことにする。

  • カバーデザイン/羽良多平吉&エディックス

  • 2019年3月2日に紹介されました!

  • 仕事の夏の山をこえたので書店をうろうろしていたら、大島弓子さんのコーナーに興味をひかれるタイトルを多く見つけた。
    裏表紙の解説などをみて猫のファンタジーだと知って、購入した。

    綿の国星、ペルシャ、シルク・ムーン プチ・ロード、ミルクパン・ミルククラウン、カーニバル ナイト。

    なんだろう、この感じ、ふわふわ~。
    須和野チビ猫、ホワイトフィールド。
    昭和53年の連載ということで、線やローマ字など、昭和感がすごい。
    一話目はよんでいて疲れてしまったけれど、二話目からは擬人化にもなれ、 笑ってしまったところもあった。
    ラフィエルがすごく気になる……チビ猫にはお姫さま要素がある。
    先が知りたいし、猫のパーティーをもう少しみたいな。

  • 何度読んでも味わい深い名作。文庫版は全4巻。

    拾われて諏訪野家に来た「チビ猫」は、いつか人間になれると思っていたけれど、銀猫ラフィエルに、猫は猫のままで死んでゆくことを教えられる。そして架空の国、綿の国の話も。思いのままに行動するチビ猫に、周りの人間も猫も振り回されて事件が起こるけれど、それをきっかけとして成長したり前に進んだりしてゆく。 猫から見た世界は本当はこんな世界ではないのだろうけれど、こうだといいなと思ってしまう、繊細なファンタジーの世界。

  • 「ハーッ」?……しってる あれはためいき

    もうつめたてて しがみついて おまけにかみついてしまった あんたやさしいわ わたしなんでもする 猫のときも人間になったときも あんたのためになんでもする!!

  • 解説の永田萌さんの言葉
    「ファンタジーは、どこかにきちんとした現実が裏打されてないと、ファンタジーとしての輝きを発揮することができない。まるっきりのとっぴょうしのない作り話では、心に触れる感動が希薄になる。」
    秀逸である。

  • 子供の頃、雑誌に掲載されていたのを読んで、猫耳にフリルのエプロンのチビがうっすら記憶に残っていた。
    高校生の頃、サバのシリーズに出会って夢中で読んで、今はチビ猫もサバもグーグーもみんな大好き!

    世界観はサバのシリーズが1番好きかなあ。綿の国星は時々、かわいい絵にシリアスなテーマが盛り込まれつつ、シリアスすぎないオチの加減が絶妙。
    何度読んでも、好きな世界。

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著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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