火狩りの王〈三〉 牙ノ火 (3)

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 316
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593100743

作品紹介・あらすじ

ついに首都の結界が破られた。天然の火を携えて、首都へ侵入する〈蜘蛛〉。人々に恐怖が訪れる中、煌四は自ら開発した打ち上げ機が〈蜘蛛〉を殺戮するさまを目の当たりにする。
燃え上がる地上に降り立つ、白く光る少女〈揺るる火〉のまなざし。「…もう十分に死んでしまったのに。まだ殺し合いをする」。
水に棲み、なまぐさい息を吐く、人ではなくなったものたち。そして姫神の”依巫”として、神族に連れ去られた綺羅の運命はーー? 怒涛のシリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいんだけど難しくなってきた…。
    どんなふうに戦っているのかイメージがつきにくい…。

    地図がほしいです。感想は4巻で。

  • 起承転結であるならば、この巻は"転"であっていいはずだ。

    帝都の結界が破られた。
    そのわりには、危機感が薄いというか非常事態感が少ない感じ。
    なんだか私たち読者も物語の世界と同じ闇の中で手探りさせられているようで、
    それが少しでも希望に似た予感というものを感じさせてくれるものならばいいのだけれど、残念ながら一切ない。
    終末の物語としか思えなくなっているので、
    読み進めていくのが少々しんどくなってきました。

  • 子供よりも大人たちが魅力的。
    守り人シリーズのバルサが主人公のように、いっそ明楽さんが主人公ならもっと楽しめたのかも?

  • 今回特に展開の歯切れが悪い。
    んー、血みどろで、ぐちゃぐちゃな世界をフラフラしているイメージしか残らない。何をしたかったんだっけ?
    前から思っていたが、誰かに焦点があうと、他の人たちの存在感が消える。
    あと、場所の描写もわかりづらく、半径3mくらいしかわからない。広がりが無い。
    表紙は良いのにー

  • うーん、なんかなぁ。
    言いたいこともわかるのだけど、これここまで引っ張るのかぁ。長いなぁ。
    あっさり3冊くらいでまとめてほしかったなぁ。
    ずっーと血なまぐさいままなのかな。

  • 首都の結界が破られ、古の火を携えた<蜘蛛>が侵攻してくる。 
    そんな中千年彗星が地上に降り立つ。
    神族も一枚岩ではなく、主人公たちはみんな優柔不断情緒不安定。 
    あぁ、キャラ立てがフワフワしているから読みづらいんだ・・・多分。 
    あと2巻頑張ります・・・。 

  • ちがう。怖いからよ。自分が親にとってさほど重要でないと知ることが。あれほどおそれているのに、決して逃げない。子供はみんなそうする。

    1,2巻とはスピード感が違った。次から次へと色々なことが一気に起きていく。なかなか希望が見えないし、何が正解なのかが、誰にも分らない…。そんな状況。
    それぞれの登場人物が、どういう選択をするのか…続きが気になる。

    燠火家にあんなに神族が入り込んでいるのに驚いた。緋名子の出番がもうちょっとあったら、うれしかったなー。

  • 火狩りの王は現れなかった…
    まだ続くんだな。揺るる火は現れた。だが狩られず。
    世界は破滅に向かってる。何がひどいって普通の人間に生きる希望がない。神族が全て吸い上げてる。あとは一部の資産家。現代社会にも通ずるところがある。
    ひなこもこうしも灯子もみな力を尽くしたが、世界は変わらず。この後、どうするんだ?
    もう残されたものはないよな。
    終わっても良かったのでは。
    キーパーソンはひばりの一派か。
    いずれにしても次も読むしかない。

  • かなりハイスピードになってきた。揺るる火が想像と全く違ったので、かなり面食らったが、この外見だとかなり攻略が難しいと思われる。面白いが、灯子があまり活躍しないのが面白くない。あと、灯子がもってきた紙が使われたのが嬉しかった。非常に興味深い設定だと思う。

  • 面白いんだけど、血みどろでちょっと苦しくなる。
    面白いんだけど、ちょっと読みにくい。
    面白いんだけど!!!
    このお話の主人公って誰なんだろ…

    とりあえず最終巻へ!

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著者プロフィール

1984年、兵庫県生まれ。児童文学作家、日本児童文学者協会員。「雨ふる本屋」シリーズなど児童書のジャンルで活躍する中、2018年に冒険ファンタジー『火狩りの王〈一〉 春ノ火』を刊行、同作は全5作のシリーズとなりのちにアニメ化するなど大きな話題となる。他の著書に「すすめ!図書くらぶ」シリーズ、『魔法の庭へ』『日曜日の王国』など多数。

「2023年 『ネバーブルーの伝説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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